イスラム掲示板(第3代目)
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タイトル Re^12: P.S
投稿日: 2009/04/07(Tue) 18:53
投稿者うんむらふま   <ummu_rahmah@infoseek.jp>

少しお話しさせてください。

イエズス会の宣教師として生涯を中国の布教に尽くしたマテオ・リッチ(1552−1610)は、キリスト教を中国語で解説した教理問答書カテキズモ『天主実義』を書いています。
 「天主という呼び名は、万物の根源を意味します。もし何かによって生み出されたというのであれば、それは天主ではありません。(略)天主というものは、始まりも終わりもなく、万物の始源、万物の根源となるものです。天主がなければ万物は存在しません。万物が天主によって生み出されるものであって、天主は何かによって生み出されるのではありません。」(首篇)より

「儒教を学び、四書のラテン語訳をしていたリッチは、仏教の”空”を道家の”無”でとらえることで仏教が中国に受容さやすくなったかのように、”神”を”上帝”や”天主”と同一視することでキリスト教にたいする理解が得られることを期待した。しかし、神による天地の創造とキリストによる救済というキリスト教の教えは儒教の教義とは異質のものだった。1707年には、ローマ教会も中国人信者の祖先崇拝と儒教信仰を禁じた。さらに、”神”と”天”の同一視を退けた。(中国は、1723年キリスト教の禁止を断行)」〜『東と西の宇宙観・東洋篇』より

「”神”は純粋な大和言葉(日本語)である。明治4年プロテスタント・キリスト教者が日本布教に当たり新約福音書の翻訳に初めてこの語を用いた。『古事記』神話の語り始めは「天地はじめて開らけし時、高天原に成りませる神」という。神が天地を創造したのではない。(略)存在は生命を持ち、その生命の力は始めから複数三即ち”天御中主””高御巣産日””神産日”として発想されている。本来自然の中に力を見、それを尊いもの聖なるものとして礼拝の対象としてきた。」〜『世界「宗教」総覧・神道』より

最後に、これはイスラームの神学者アブー・ハーミド・ガザーリー(1058‐1111)の言葉です。
「神の正義は人間の正義によって推し量ることはできない。なぜなら、人間の場合、他人の所有物に対して勝手な振る舞いをすればそれが不正と考えられるが、そのような意味での不正は神には考えられないからである。神は信じる僕の服従行為に報いを与えるが、それは神の寛大さと約束によるもので、人間の側の当然の権利としてではない。なぜなら、神には誰に対しても行為をしなければならないということはないからである。」

現前するものにはすべて神の示唆があり、私たちは現世において神に試されています。ただ思索だけに止まらず、私たちは行動の中で信仰を体現していかなければならない、と考えます。

長くなって申し訳ありません。








> 私は、仏を信じる者です。そして、もし、アラビア語で言うならば、「ムスリム」です。
>
> また、神の道理、つまり、『神の道』を伝える宗教、神道を信じる者です。
>
> 先日、70代の仏教徒の方とお会いしましたが、とある先祖代々続くお寺の家系にお生まれになった方です。その方は、「神=仏」と仰っております。そして、その方のお父さんである住職の方もです。全ての仏教徒が理解しているわけではありません。また、「アッラーは、日本語の神をアラビア語で言ったもの」と理解していらっしゃいます。
>
> 前回、仏教徒の友人の話を書きましたが、その方とは違う宗派です。
>
>
> さて、神の奥義とはこうです。
>
> 『多神教徒』とは、クルアーンにある「人間が神々を虚構した」と言う真実を理解せず、『「世界には神々が存在しており、自分は、その中から選んだ神を崇拝している」と考える者達の事』です。
>
> また、『ユダヤ教徒』とは、『世界には神々が存在しており、自分は、その中から選んだ一つの神を崇拝している」と考える者達の事』です。単に、「血統がユダヤ人である」などと理解されているのであれば、理解が全然足りていません。
>
> また、『キリスト教徒』とは、『前者の犯してきた間違いを知りながら、結局同じような間違った神の理解をしている者達』のことです。単に、「クリスチャン」と称する人たちだけのことを指すわけではありません。
>
>
>
> 『神は、唯一』
>
>
> 古代のペルシャでは、ザラスシュトラという預言者がおりました。一般に、ゾロアスター教の開祖と言われております。または、「拝火教」とも。彼が伝えたこと、それは、『「神は、唯一」である』と言うことです。古代ペルシャの言語では、神を『アフラ=マズダ』と言います。
>
> 「MAZDA」という、有名な会社が、日本にありますが、その名は、唯一の神、古代ペルシャの言語で「アフラ=マズダ」から、とったものです。
>
> その「アフラ=マズダ」は、古代のエジプトの言語では、「アメン=ラー」と言います。
>
> 『“ア”メン=“ラー”』から、アラビア語の『アッラー』になっただけのこと。
>
> 「アフラ=マズダ」を基にしたのが、「阿弥陀仏」です。
>
> インドでは、「ビシュヌ=クリシュナ」が、それに当たります。その言語を元にしたのが、「毘沙門天」です。
>
> 中国では、古来から、「天」あるいは、「天帝」と言っています。偶像にしたものを「天帝」と分ける場合もあるようです。
>
>
>    「天は、人の上に人を造らず、、、」
> これは、真理を理解しているからこそ言える言葉です。
>
>
>
>
> まだ、『世界には、多くの神々が存在していると考えますか?』    


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