タイトル | : Re^2: 違わないのです。←違いますよ。←やはり違わないのです。 |
投稿日 | : 2008/10/24(Fri) 19:07 |
投稿者 | : 途中参加ムスリム <assalaamalaikum@yahoo.co.jp> |
moizさんアッサラームアライクム
この問題にはすでに結論が出ています。
スーラ・アル・ムジャーダラ(抗弁する女章 58:22) (意味の解釈): 「あなたは、アッラーと終末の日を信じる民が、アッラーと使徒 (ムハンマド- 彼に平安とアッラーのご加護を)に反抗するような者と親交を結ぶところを見ないであろう。たとえかれらの父や、子、兄弟や親族であっでも…」
クルアーンに書いていないことには議論の余地がありますが、クルアーンにそうだと書いてあることには議論の余地がありません。クルアーンにおいて、たとえ親兄弟であろうとアッラーを拒むものとムスリムが親交を結ぶことはないと書いてあったら、そうなのです。そう書いてある事を知らなかったのならいいですが、もうその事を知ったのですからこれには従わなくてはいけません。
確かにいくつかのリベラルなイスラム教国にはクルアーンが明確に禁じていることにまで許可を出すフトワも稀に出ています。
アッラーの御名を唱えていない肉も食べてもいいとか、酔わない程度なら酒を飲んでもいいとか、多神教徒との結婚も認めるとか、他宗教への改宗も認めるとか・・・しかしそういった事はその国の中だけで通じることであり、その国以外のムスリム、特に正統派のムスリムには到底受け入れられることではありませんが、治外法権なのでそれはそれでいいです。
日本は確かに特殊な事情があります。日本人ムスリムの大半が改宗者であり、その親はカーフィルです。そのような特殊な事情を考慮して、将来的に何らかのフトワが出る可能性はあります。しかし現時点の日本イスラムはそのような特殊なフトワを出したりできるような状況ではなく、現時点で私たちが従わなくてはいけないのはもっとも正当なイスラム、伝統的な基本的なイスラムなのです。それにおいてこの問題は答えが出ている。
異教徒の親を攻撃したり憎んだりする必要はない。会ってもいい。ただしできる限り避けよ。そして相手の宗教を認めてはいけない。
それに尽きるのです。そして仮に、何らかの特殊なフトワが出たとしても、それは複数のウラマーの間で、いくつもの来源、出典を元に厳選な話し合いの元に決められることです。個人的な意見で、私はこうしたら良い、ああしたら良いというのではいけないのです。
私がひどく不快感を感じるのは、親が異教徒である。その事をあたかも当然、当たり前、仕方の無いこと、それが普通かの様な前提で話が行われることです。それがなぜ普通なのでしょうか?ではあなたがイスラムに改宗したのは普通の事ではないのでしょうか?イスラムを心の中では特殊な宗教だと思っている。だから親がイスラムに改宗するなどありえない、そう思っているのではないでしょうか?そんなことはありません、イスラムは万人に開かれた宗教です。あなたが信じられて、なぜあなたの親が信じられないのか?その場合考えられるのは、あなたが親に伝える努力を怠っているか、親がイスラムを正しいと自覚しながらも頑なに拒んでいるかの二つに一つです。前者ならもっとがんばりなさいと言う。後者なら避けよという。それだけです。