イスラム掲示板(第3代目)
[記事リスト] [新着記事] [ワード検索] [管理用]

タイトル Re^3: 違わないのです。←違いますよ。←やはり違わないのです。
投稿日: 2008/10/24(Fri) 22:13
投稿者moiz   <moizddin@gmail.com>

ワアレイクムサラーム。

>そして仮に、何らかの特殊なフトワが出たとしても、それは複数のウラマーの間で、いくつもの来源、出典を元に厳選な話し合いの元に決められることです。個人的な意見で、私はこうしたら良い、ああしたら良いというのではいけないのです。

それはどうでしょうね。

ウラマーは、ファトワを求められたら
「これはあくまでもこの時点での私個人の見解に過ぎず、
今後変わる可能性もある、神のみが全てをご存知である」
というような意味の文言を必ず付け加えます。
つまり特殊ではないファトワなど存在しません。

一つの問題に対し、多様なウラマーが出した
多様なファトワが存在するのが常態です。
その中から、当事者は自分の問題解決に
一番ふさわしいと思われるファトワを選びます。
ただしあくまでも参考にするだけで、
最終的には自分で決めないといけません。
イスラムに聖職者がいないというのはそういう意味です。

>私がひどく不快感を感じるのは、親が異教徒である。その事をあたかも当然、当たり前、仕方の無いこと、それが普通かの様な前提で話が行われることです。それがなぜ普通なのでしょうか?ではあなたがイスラムに改宗したのは普通の事ではないのでしょうか?イスラムを心の中では特殊な宗教だと思っている。だから親がイスラムに改宗するなどありえない、そう思っているのではないでしょうか?

預言者はイスラムについて「変わったものとして始まり、
変わったものとして終わる」と仰っています。
ですので少しは特殊なのかも知れません。

またこのツリーの主題について私は特に不快感を感じませんでしたが、
あなたが不快感を感じていることについては理解しました。
残念です。

再度お話できる機会があるといいですね。



> moizさんアッサラームアライクム
>
> この問題にはすでに結論が出ています。
> スーラ・アル・ムジャーダラ(抗弁する女章 58:22) (意味の解釈): 「あなたは、アッラーと終末の日を信じる民が、アッラーと使徒 (ムハンマド- 彼に平安とアッラーのご加護を)に反抗するような者と親交を結ぶところを見ないであろう。たとえかれらの父や、子、兄弟や親族であっでも…」
> クルアーンに書いていないことには議論の余地がありますが、クルアーンにそうだと書いてあることには議論の余地がありません。クルアーンにおいて、たとえ親兄弟であろうとアッラーを拒むものとムスリムが親交を結ぶことはないと書いてあったら、そうなのです。そう書いてある事を知らなかったのならいいですが、もうその事を知ったのですからこれには従わなくてはいけません。
> 確かにいくつかのリベラルなイスラム教国にはクルアーンが明確に禁じていることにまで許可を出すフトワも稀に出ています。
> アッラーの御名を唱えていない肉も食べてもいいとか、酔わない程度なら酒を飲んでもいいとか、多神教徒との結婚も認めるとか、他宗教への改宗も認めるとか・・・しかしそういった事はその国の中だけで通じることであり、その国以外のムスリム、特に正統派のムスリムには到底受け入れられることではありませんが、治外法権なのでそれはそれでいいです。
> 日本は確かに特殊な事情があります。日本人ムスリムの大半が改宗者であり、その親はカーフィルです。そのような特殊な事情を考慮して、将来的に何らかのフトワが出る可能性はあります。しかし現時点の日本イスラムはそのような特殊なフトワを出したりできるような状況ではなく、現時点で私たちが従わなくてはいけないのはもっとも正当なイスラム、伝統的な基本的なイスラムなのです。それにおいてこの問題は答えが出ている。
>
> 異教徒の親を攻撃したり憎んだりする必要はない。会ってもいい。ただしできる限り避けよ。そして相手の宗教を認めてはいけない。
>
> それに尽きるのです。そして仮に、何らかの特殊なフトワが出たとしても、それは複数のウラマーの間で、いくつもの来源、出典を元に厳選な話し合いの元に決められることです。個人的な意見で、私はこうしたら良い、ああしたら良いというのではいけないのです。
>
> 私がひどく不快感を感じるのは、親が異教徒である。その事をあたかも当然、当たり前、仕方の無いこと、それが普通かの様な前提で話が行われることです。それがなぜ普通なのでしょうか?ではあなたがイスラムに改宗したのは普通の事ではないのでしょうか?イスラムを心の中では特殊な宗教だと思っている。だから親がイスラムに改宗するなどありえない、そう思っているのではないでしょうか?そんなことはありません、イスラムは万人に開かれた宗教です。あなたが信じられて、なぜあなたの親が信じられないのか?その場合考えられるのは、あなたが親に伝える努力を怠っているか、親がイスラムを正しいと自覚しながらも頑なに拒んでいるかの二つに一つです。前者ならもっとがんばりなさいと言う。後者なら避けよという。それだけです。


- 関連一覧ツリー (▼ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ
Eメール
タイトル
メッセージ   手動改行 強制改行 図表モード
参照先
暗証キー (英数字で8文字以内)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
  プレビュー

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 暗証キー