タイトル | : Re^4: 【礼拝のニーヤの項を訂正】 |
投稿日 | : 2008/03/16(Sun) 19:46 |
投稿者 | : あぶ管理人 <akira_hamanaka@yahoo.co.jp> |
> > ありがとうございます。これはアラビア語発音に忠実にマッモームとしています。ma!mo;man。!a-ma-ma ハムザ/ミーム/ミームのmaF'u:L型です。中にはハムザ発音をせずに長母音のようにマーモームと発音する地域もあるようですが、まれだと思いますので、ごく一般的でアラビア語に忠実なマッモームとしています。
> 納得いかないのです。だが、あぶさんがアラビア語上手だそうですし、自分が納得ならそれで良いでしょう。
この部分の説明を加えておきましょう。
Ma!mo;mでテーマになるのはハムザスクーンをカタカナでどう表記するかですが、1、促音であるマッモームか、2、長母音のマーモームか、3、はたまたマァモームかの3つが考えられます。
もちろんアラビア語のハムザスクーンをカタカナではそのまま表記できません。どれが一番近いかの問題です。
日本人は長母音には慣れておりハムザスクーンを2の長母音ではあらわすことはほぼ考えられません。また、3のマァモームというように小さな『ァ』で表すのは、結構的を得て近いのですが、ひとつ前がファタハでアインスクーンを表記するときに使いたいものです。
つまり、ひとつ前がファタハでハムザスクーンは、小さな『ッ』で表わし、促音で読まれても仕方ないとする。これは納得するしないではなく、最も近いとおもわれるものを選んだ結果で、このように決めます。今後これに従ってください。
マレーシア語の話をしてみましょう。
マレーシア語はアラビア文字のジャウィとローマ字のロミの二つを使っています。ジャウィは宗教学校や田舎の方で使われ、都会ではロミを使っているのが一般的です。
このマッモームという単語を、ジャウィを使う人たちはアラビア語と同じ発音で読みますが、一方、都会の人たちは、そのローマ字を文字通り発音する傾向があるようです。30年ほど前は、Ma'momとアポストロフィーでハムザスクーンを表わし、まだアラビア語に近い発音でしたが、最近アポストロフィーを廃止し、その代わりに詰まる音は『K』で表すように国語審議会が決めたようです。Makmomとなったわけです。この影響は大きく、Makmom(マクモム)と発音する都会人が増えてきています。マクモムでは????一瞬、もとは何の単語だったか謎解きされられます。
それはそうと、マレーシア語でMA!MOMのハムザスクーンはアポストロフィー『’』や詰まる音『K』で表わしているわけで、日本語でも促音の小さい『ッ』で表すのが妥当な線ですね。
解っていただけましたか?