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観光坑道(江戸時代の別子銅山 2)



砕女小屋(かなめごや)
 Mine shack women picking ore

 
 運びだされた鉱石は、砕女(かなめ)と呼ばれる女性たちによって、かなづちで1寸(3cm)角位の大きさに砕かれ、色の濃淡によって選別されました。
 


別子銅山図巻 選鉱の図(砕女の図)
 

銅の製錬
 Copper smelting

 
 選別された銅は、多くの工程を経て製錬されました。それは別子だけでなく大阪にも送られて、ようやく製品となったのです。製品銅は、輸出用の棹銅、また国内向けの板状にした丸銅や丁銅と呼ばれるもので、それぞれ形が変えられていました。
 


別子銅山図巻 焼鉱の図

別子銅山図巻 ノ吹きの図

別子銅山図巻 間吹きの図(別子銅山)

別子銅山図巻 間吹きの図(立川精銅場)

別子銅山図巻 丁銅吹きの図(立川精銅場)
 
 

仲持ち
 Transporter

 
 仲持ちとは、運搬夫(婦)のことをいいます。銅山から、行きは粗銅や半製品の銅のかたまりを、帰りには米や味噌などの生活品を運びました。
 


別子銅山図巻 仲持の図
 

粗銅改め
 Blister copper weighing

 
 山でつくられた粗銅は、山役人の立会のもとに、つくられた量を計られました。当時、銅山税として、生産量の13%が幕府に納められていました。
 

山神社
 Mine Shrine

 
 山神社とは、昔から鉱業を行う者が信仰した大山積神をまつるものです。人々は坑内にこの神をまつり、作業の無事を祈りました。
 

近郊の観光地/市内