銅山から送られて来た銅を再び櫨の中に入れて鎔かし、土や炭を棄てて鎔湯 とし、熱がややひいてから水をそそいで冷やし固め、鐵杖でこれをとって製品とする。 製品は、直径が一尺余厚さ五分位である。大体一回に四十貫程をとかして作業を行い、日に三回位熔していた。 | |
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純銅精錬のことで、真吹した銅をるつぼの中に入れてかなだらひを設けその中に型を置く。型の上には厚い布を敷き、銅が鎔けた時これを型の中に流し込み、水をそそいで冷やし、棹銅を造り、長崎交易用として純銅に精錬をしたものである。 なお地銅にするのは大体同じ行程によるものであるが、型が違うだけである。 | |
るつぼや土滓に粘着した銅屑を石臼で細かに砕き、ふるひにかけ、水に漬けると土屑は軽いので流れ去り、銅はそのまま鉢の中に沈降するからこれを採取する。 | |
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