タイトル | : Re: トルコ式の暦について |
投稿日 | : 2008/10/03(Fri) 19:27 |
投稿者 | : 途中参加ムスリム <assalaamalaikum@yahoo.co.jp> |
東京ジャーミーに限らず日本国内でトルコ人がトルコ式の暦を使っているのは問題が少しあります。
岐阜市にはもともとモスクがありました。この岐阜第一モスクは主にトルコ人が主体で運営しているモスクで、イードや、ラマザーンの開始はトルコ式で行われています。しかし来訪するムスリムはトルコ人だけではなく、パキスタン人などもいます。去年も断食明けがトルコ式の日時で行われ、トルコ人がご馳走を食べる中、パキスタンなどの他のイスラム諸国の人は断食を続行するといういびつな形になったようです。(今年はまだ聞いていませんが)トルコ人にも信仰の自由はあるのですから、彼らが独自の暦を採用するのは結構なのですが、それを自宅でやってもらうのはかまいませんがモスクでされると困るわけです。モスクに来るのはトルコ人だけではないのですから。トルコ人が「イードなのにパキスタン人はまだ断食をしている」と文句を言っているのを聞いたこともありますし、パキスタン人にしてみればトルコの暦を押しつけられても困るわけです。主にパキスタンの人たちによって岐阜第二モスクが建てられた遠因でもあると思います。私の町のムッサラーでも、今年のラマザーンの開始はおおいにもめました。トルコではいつラマザーンが開始するかあらかじめ決まっていたらしく、トルコ人の先生がラマザ−ン開始のお祈りを始めようとする中、「待ってくれ」とスリランカ人たちが方々に電話して月が見えているかどうかを聞いている場面もありました。結局、開始はトルコ、もその他も双方同じでしたが。
宗教が同じな分、こういう所が違うのは残念です。イランのように宗派そのものが違うのならあきらめもつきますが、おなじスンニー派ハナフィー派なのにちがうのは残念です。こういう小さな違いから分裂は生じ始めます。偉い人たちに改善していってもらいたいです。