東人の新居浜生活
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あかがね探訪
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足尾銅山
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足尾銅山(2)
足尾銅山(2)
通洞坑前広場
通洞坑前には広場がある。
銅山が操業していた頃は、ここで鉱石の積み降ろしが行われていたのだろう。
現在は、江戸時代の精錬風景の人形や鉱山鉄道車輌の展示、削岩機体験コーナーなどが設けられている。
江戸時代の選鉱・製錬作業
吹所(精錬所)では、吹大工と吹子が働いていました。焼がまに薪と鉱石を積み重ね、30日間焼き続けます。こうして焼いた鉱石に木炭と珪石を加えて再び溶かす作業をくり返して粗銅に、そして精銅にと仕上げます。
また、銅の中に含まれる金や銀を取り出すため、わら灰と鉛を加えて吹く南蛮絞り(南蛮吹)も行われていました。
吹所は熱気が強いので、吹大工や吹子たちは褌に濡れむしろをはおっていたそうです。
砕女(かなめ)
足尾銅山でも、鉱石を破砕して選鉱するのは女性の仕事で、別子銅山と同じ「砕女」と呼ばれていた。
別子銅山図巻
第五図 選鉱の図 (砕女の図)
砕女(カナメ)と言われた女子が、鉄槌をもって鉱石を約一寸位の大きさに砕き、これを色の濃淡によって品位の低いものや素石などを選別する。
これは婦女子の業務である。
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削岩機体験コーナー
通洞坑前広場に削岩機が展示され、スイッチを押すと振動が発生する削岩機体験コーナーが設けられていた。
ハンドドリル
HAND DRILLS Model:112D
主に下向きせん孔用で小型に類します。
バランスの良さと少ない反動で扱いやすく、能率よく作業ができます。
鉱石や石材採掘現場の小割り、道路工事などの水抜き等に幅広く使用されています。
提供:古河機械金属株式会社
エアーレッグドリル
AIR LEG DRILL Model:322D-F
水平せん孔用で、エアーレッグドリルとしては最大です。主に鉱山の 坑道掘進に、また道路及び鉄道トンネルの掘削に、ダム工事現場の 岩盤掘進等に使用されています。現在国内ではジャンボドリル(搭載 式)の補助作業に使用されるのみですが、海外においては、まだま だ主流で使用されています。
提供:古河機械金属株式会社
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