東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内龍河神社

龍河神社



 マイントピア別子の手前に龍河神社がある。
 龍河神社は「リュウカワ」神社と読むようだ。
 鳥居の脇にある「龍河神社」の文字は、鷲尾勘解治翁が揮毫したものとのこと。

 新居浜市誌には以下のように記されている。
 
 龍河神社 角野立川
  龍古別命、高おかみの神、外数柱の神を祀る。御諸別君武国凝別命の子孫に当たる龍古別命がこの地立川に入り、既に大和時代において鉱山の開発に努力されたと伝えられている。
 当社は文化年間及び天保年間に火災に罹り、現在の社殿は天保9年に再建されたものである。
  
 龍河神社は、高お神(タカオガミノカミ)と龍古別子(タツコワケノミコ)を祭 る。
 高お神は、いわゆる龍神さんである。国領川の水源を司る神である。
 龍古別子のお名が、神社名や別子という地名に極めて深い関係をもって いる。
 神社の創立は大変古いため年代不詳である。
  
 この辺りを立川(たつかわ)と呼ぶが、龍川橋や龍河神社などの名前が 残っていることより、昔は龍川あるいは龍河と書いたものと思われる。
 
 
 参道の長い階段の途中を昔の牛車道が横切っている。
 

 龍河神社の社叢は天然記念物となっている。
 

 天然記念物

 龍河神社社叢

昭和63年(1988)5月12日 市指定

面積 約1万平方メートル

 社叢の特色
 ツガ、ヒノキ等の針葉樹とコシイ、コバンモチ、アラカシ、アカガシ、ウラシロカシ、ツクバネカシ、サガキ、クスノキ、ヤブツバキ等の混じり合った照葉樹の自然林です。
 また、このように大木の多い自然の林は、数百年前ごろ、このあたりにどのような樹木が生えていたかどうかを推理できる生きた植物資料として貴重な林です。
 この社叢に生えているいろいろな植物を大切に保存することにつとめましょう。

 新居浜市教育委員会