東人の新居浜生活/近郊の観光地西条市 その他近場黒瀬湖

黒瀬湖


   西条市の加茂川の上流に向かい、市倉ファームの手前で右折して進むと、黒瀬ダムが見えてくる。
 このダムにより作られたのが黒瀬湖。
 
 黒瀬ダムの上を渡り、道なりに進むと公園に行き着く。
 公園は、湖畔の広場であり、幾つかのグループがバーベキューなどを楽しんでいた。
 
 
 
 特に遊具のようなものは無かったが、ここで見つけたのが昔懐かしい、井戸の汲み上げポンプ。
 初めて触るポンプに、暫くの間、娘は水汲みに興じていた。
 
 

黒瀬断層


 
 黒瀬湖の近くで、黒瀬断層の説明の看板を見つけた。
 
中央構造線の断層がここで現れていて、和泉層群/安山岩/結晶片岩 の構造が確認できる。
 
 

西南日本中央構造線の黒瀬断層

 
 西南日本中央構造線は、長野県諏訪湖付近から九州熊本県八代付近まで続く日本最大の断層である。
 この断層が黒瀬にきれいに露出している。
 ここでは、北側にある約7千万年昔に浅い海の底に堆積してできた和泉層群の岩が(左の図のうすい緑色の部分)、南側の1億年昔に地下の深い所で変成岩になった結晶片岩(左の図の黄土色の部分)の上に乗り上がった形の断層であって、この断層の間に安山岩が貫入している。この安山岩は、石鎚山の火山活動の時にできたものである。
 この断層は、約2〜3千万年昔に活動したものである。
 この断層の走向はN60゜Eで、北へ30゜〜35゜傾斜している。