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西南日本中央構造線の黒瀬断層
西南日本中央構造線は、長野県諏訪湖付近から九州熊本県八代付近まで続く日本最大の断層である。
この断層が黒瀬にきれいに露出している。
ここでは、北側にある約7千万年昔に浅い海の底に堆積してできた和泉層群の岩が(左の図のうすい緑色の部分)、南側の1億年昔に地下の深い所で変成岩になった結晶片岩(左の図の黄土色の部分)の上に乗り上がった形の断層であって、この断層の間に安山岩が貫入している。この安山岩は、石鎚山の火山活動の時にできたものである。
この断層は、約2〜3千万年昔に活動したものである。
この断層の走向はN60゜Eで、北へ30゜〜35゜傾斜している。
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