東人の新居浜生活あかがね探訪日立鉱山日立鉱山(1)


日立鉱山(1)


正門

 
 日鉱記念館までは、日立駅から東河内行きバスを利用するが、本数はあまり多くない。

  土日の場合  (2007年11月の時刻表)
         8:40  11:47  14:10  16:20  18:53 

 8:40のバスに乗り、約30分で「日鉱記念館前」停留所に到着した。

 正門の近くに駐車場があり、奥の方に記念館の建物が見える。
 さらに奥の方に竪坑のやぐらが見え、ここに鉱山があったことがわかる。
 
 
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栄斜坑

 
 正門を入ったところの前に坑口があった。

 「栄斜坑」という斜坑で、道路を潜るように設けられていた。
  
  ここに斜坑があることより、この駐車場の辺りは、運び出された鉱石を取り扱う基地であったのだろう。
 
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坑口

 
 日鉱記念館の本館の方に向かう道路の脇にも、坑口を見かけた。

 
 
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竪坑

 
 日鉱記念館の敷地には、二つの竪坑のやぐらが保存されている。
 低いところにあるのが、第一竪坑、少し高い位置に設けられているのが第十一竪坑のやぐらである。
 
 

第一竪坑
 
 この第一竪坑は、買山直後の明治39年2月に開さくを開始、昭和56年の閉山まで75年間、鉱山の大動脈として活躍しました。
 ●深度 - 6百メートル
 ●巻上能力 - 人および材料運搬用 200馬力・鉱石運搬用250馬力
 ●巻上機 - 米国ノードパーク社製
 (昭和4年、やぐらを木造から鉄骨に改造)
 
第十一竪坑
 
 上に見えるやぐらは第十一竪坑。戦後の増産計画の一環として昭和23年4月に開さくを開始した。それまでの竪坑と異なり、断面は円形で、坑壁を鉄筋コンクリートで支保している。
 ●深度 − 630メートル
 ●巻上能力 - 人および材料運搬用 200馬力・鉱石運搬用700馬力
 ●巻上機 - (株)日立製作所製
 


日立鉱山坑道断面図

[竪坑]

 この第一竪坑は三つに仕切られ、手前の二つは鉱石の運搬に 奥の一つは作業員の入出坑・資材運搬に使われていた。
 このような竪坑は全部で16基あった
 そのうち3基の巻上機室は地上に設けられていた
[坑道]

主要坑道は50m毎に仕切られており
最深部は地下950mに達していた。
 
 



 第一竪坑の近くに「第一竪坑 鉱石巻揚機室」と表示された建物があり、中に大きな電動機が設置されていた。
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