この寺の本尊は、四国霊場唯一の毘沙門天で弘法大使の作とつたえられており、昔から多くの人々に信仰されています。 本堂前にある穴のあいた「成就石」は有名で、他に長宗我部元親由来の「マリア観音像」、「山越の弥陀三尊」などが秘蔵されています。 ここから南へ約200mの所に「芝の井のお加持水」とよばれる泉があり、昔、弘法大師が持っていた杖で加持すると、そこから清水が湧き出た言われ、今なお湧水をたたえています。 |
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成就石 |
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吉祥天は毘沙門天の妃として一切の貧窮や業障を除き、大富貴、富饒、財宝を与える仏様として古くより信仰されております。 北条市の平松芳市氏はかねてよりこの吉祥天を深く信仰されておられましたが、去る年、ご令孫が、誠に不思議な有難いおかげを頂かれました。 それでこの有難いおかげを独り占めにするのはもったいない、多くの人々にも分かちたいとの念願で、この像を作って奉納されました。 どうか皆さんもこの像の下をくぐることによて吉祥天さんのおかげをお受け下さい。 昭和五十六年一月 山主 硅道 敬白 |
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芝の井のお加持水 |
西条市名水・名木50選 柴井の泉 この湧水は、古くから水洗い場として整備されています。 野菜を洗ったり選択したり、また井戸端会議の場所にもなってきました。 地域の人々は、「水大師さん」「お加持水」「長寿水」など親しみを込めて呼んでいます。 湧水場所の上には、大師堂が建立されていて、弘法大師(空海)が祭られています。 平成三年三月選定 |