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精錬炉
発掘調査では、いくつもの種類の精錬炉が重なるように出土し、何回も作りかえられていったことがわかる。
精錬炉の多くは土を掘り込んだものだが、南蛮床は箱状のものであった。
左の写真は、坩堝で精銅を溶かして型銅をつくる小吹床の炉であると考えられる。
穴蔵
住友家本宅の「勘定場」という部屋の下にあたるところから穴蔵が出土した。
東西5.2m、南北4.2m、深さ3.2mで底面は花崗岩、壁には凝灰岩が積み上げられた強固なつくりであった。
この穴蔵は記録などから地下金庫として用いられたと考えられる。
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暗渠と水溜
銅吹場は加熱した金属を冷却するために、多量の水が必要だった。住友銅吹所では長堀の岸に水引場を設け、そこから暗渠で吹所内の水溜に水を引いていた。
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