滝廉太郎全曲集

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Ky-132

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村山先生、今晩は! 先日お送りした滝廉太郎全曲集CDに収録されている曲名は以下の通りであります。制作年月日順に並んでいますが、KC番号は滝廉太郎の全作品を編集した小長久子先生を記念して年代順に付けた番号であります。
PART ONE
01 日本男児(1897年3月)     東郊作詞 KC-01 G
02 春の海(1897年7月)      東くめ作詞 KC-02 C
03 散歩(1897年10月)      中村秋香作詞 KC-03 G
04 命をすてて(1897年12月)   作詞者不詳 KC-04 Bb
05 我神州(1899年11月)     砂沢丙喜治作詞 KC-05 G
06 四季の瀧(1899年)       東くめ作詞 KC-06 d-moll
07 友の墓(1910年発表)      小森松風作詞 ジルヘル作曲 (編曲)
08 尽くせや(制作年不詳)      中村秋香作詞  シュワーベン作曲 (編曲)
09 勇兵(制作年不詳)         中村秋香作詞 ホルネマン作曲 (編曲)
10 無常(制作年不詳)         中村秋香作詞 ジルヘル作曲 (編曲)
11 春の野(制作年不詳)       中村秋香作詞 アルント作曲  (編曲)
12 懐友(制作年不詳)         東くめ作詞  リラ作曲  (編曲)
13 猟夫(制作年不詳)         東くめ作詞 作曲者不詳 (編曲)
14 夕立(制作年不詳)         東くめ作詞 作曲者不詳 (編曲)
15 朧月(制作年不詳)         作詞・作曲者不詳 (編曲)
16 春(制作年不詳)           作詞・作曲者不詳 (編曲)
17 メヌエット(1900年10月)     ピアノ独奏曲 KC-17 h−moll
組曲「四季」(1900年11月)
18 花                   武島又次郎作詞 KC-18 A
19 納涼                 東くめ作詞 KC-19 A
20 月                  瀧廉太郎作詞・作曲 KC-20 c−moll
21 雪                  中村秋香作詞 KC-21 Eb

PART TWO
「中学唱歌」(1901年3月)
01 荒城の月              土井晩翠作詞 KC-22 h−moll
02 荒城の月              山田耕作編曲
03 箱根八里             鳥居沈作詞 KC-23 C 
04 豊太閤               作詞者不詳 KC-24 E
「幼稚園唱歌」(1901年7月)
05 ほうほけきょ            瀧廉太郎作詞・作曲 KC-25 F
06 ひばりはうたひ           東くみ作詞 KC-26 G
07 鯉幟                 東くみ作詞 KC-27 G
08 海のうへ               東くみ作詞 KC-28 F
09 桃太郎               瀧廉太郎作詞・作曲 KC-29 G
10 お池の鯉              東くめ作詞 KC-30 G
11 夕立                 東くめ作詞 KC-31 G
12 かちかち山             東くめ作詞 KC-32 D
13 水あそび              滝廉太郎作詞・作曲 KC-33 G
14 鳩ほっぽ              東くめ作詞 KC-34 F
15 菊                  東くめ作詞 KC-35 G
16 雁                  瀧廉太郎作詞・作曲 KC-36 F
17 軍ごっこ               東くめ作詞 KC-37 G
18 雀                  佐々木信綱作詞 KC-38 F
19 雪やこんこん             東くめ作詞 KC-39 C
20 お正月                 東くめ作詞 KC-40 F
21 さようなら               東くめ作詞 KC-41 G

22 別れの歌(1902年10月)     作詞者不詳 KC-42 e-moll
23 水のゆくえ(1902年10月)     作詞者不詳 KC-43 d-moll
24 荒磯(1902年11月)        徳川光圀作詞 KC-44 a-moll
25 憾(1903年2月)          ピアノソナタ KC-45 d-moll

「朗読」
26 砧(1896年)             瀧廉太郎作詞
27 枯野の夕景(1897年)        瀧廉太郎作詞
28 古城(1900年頃)          瀧廉太郎作詞

滝廉太郎没後90周年に制作されたCDには、以上45篇の曲と3篇の詩の朗読が収録されています。これが近代日本の作曲家第一号である滝廉太郎の全作品でありますが、何れも珠玉の作品であります。時代を超えて永遠に歌い継がれて行くべき、近代日本音楽の金字塔でもあります。100周年を迎えて、私達は滝廉太郎の全曲を今静かに聴いています。滝廉太郎は近代日本音楽の出発点であり、日本音楽の進むべき方向を歴史的に指し示しているのであります。私達はその原点に立ち返り再出発をしなければなりません。滝廉太郎が絶筆「」において、後世の私達に伝えようとした歴史的なメッセージを改めて捉え直したいと思います。21世紀の新しい日本の音楽も、滝廉太郎から再び始まるのであります!100年前に滝廉太郎が目指した新しい日本の音楽は、21世紀に再び華麗な花を咲かせるに違いありません。 

木枯らしに蕾は固く揺られしも、紅萌ゆる夢を待ちつつ!

Cold wind had shaked buds who dreams brilliant autumn mandara !

English

「没後90周年記念・瀧廉太郎全曲集」 CD 1993 COCC 10975−6  8 Feb 2005

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「滝廉太郎全曲集」 (1969) 小長久子編 音楽之友社

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