マスジド観光会議
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●2010年12月9日木曜日
この会議を通してファジュルの礼拝の後は、講師を招いてスピーチが行われた。バス移動の際は、マレーシアのボランティアガイドが観光ガイドをしたり、参加者に振って一芸を披露させたりした。また、食事の際は円卓に座って、参加者間の会話が行われた。日が経つに連れて、お互いの距離が縮まり仲間になっていったと感じる。会議期間中、共通語として英語が使われたが、参加者の中には英語が不得意でマレー語、アラビア語を使うものもいた。
さて、本日は各国代表によるスピーチが午前の部と午後の部に分けて行われた。15分の制限時間ということだったが、大幅に制限時間を超え司会者に注意される場面もあった。
日本は、午前の部シンガポール、オーストラリアに続き3番目の発表となった。発表は私がアラビア語ではじめたが、英語への通訳が必要ということで、オーストラリア代表に通訳をしてもらった。途中から図の説明になると、英語に切り替えて話をつづけ、規定どおりの15分で話を終えた。スピーチの内容は次の通り: ( 話した内容 )
10:30に前半の発表が終わり、講師Munshif Hussain氏(スリランカのLife Skills
Training Internasional代表)による『 The 3M approach in ATMT-makes the
difference? 』の講義が行われた。昼食後、再度講義室に集まり、後半の発表が行われた。そして最後にバハレーンの2であるナーセル・ムハンマド・ローリー氏がまとめのスピーチを行い、すべての発表は終わった。
12月6日会議が始まってからほぼ缶詰状態で行ってきた会議であるが、この日の午後ショッピングタイムが用意されていた。みんなでバスに乗り込み、プトラジャヤのショッピングセンターに出かけた。
ナーセル・ムハンマド・ローリー氏のスピーチ
人気者Ishaq Ma師の惹きつけるスピーチ。
元気のいい木村氏、笑いを取るのが上手。
ショッピングセンター前にて日本・台湾・中国で撮影しようとしていたら、次々に集まってきて。
●12月10日金曜日
この日は朝からクアラルンプル市内観光である。
『世界一高いツインタワー』ペトロナス・ツインタワーの展望階に上る。1997年竣工以来世界一高い建物だったが、2004年に台北101(台湾)に抜かれ、2010年にはなんと828メートルのブルジュ・ハリーファ(ドバイ)が世界一の座を占めたが、いまだにツインタワーとしては世界一を守っているとのこと。
バハレーンの広報担当バディー氏と一緒に。
クアラルンプル北部で目立つ建物MATRADE。
昼食はMATRADEに用意されていた。
金曜集礼はマスジド・ウィラーヤで。
このマスジドにもOUTREACHのボランティアガイド詰所がある。
礼拝後、マスジド西入口にて集合写真
礼拝後、クアラルンプルの中心マスジド・ジャメ付近で2時間のショッピングタイムとなった。私は、友人バスリ師と落ち合いレストランで時間を過ごした。そして集合時間前にマスジド・ジャメでアスルの礼拝を行った。
ビルに囲まれたマスジド・ジャメ。ゴンバ川とクラン川が出会うこの地がクアラ(河口)・ルンプル(泥)という名称発祥の地である。
ここにもOUTREACHのボランティアガイド詰所はある。日本人では有名なイブラヒーム大久保師の友達だというモロッコ人が話しかけてきた。「彼は友達だよ」と返すと、顔をくしゃくしゃにして喜び、よろしく伝えてほしいとのこと。
楽しかったクアラルンプル市内観光は終わった。マグリブの礼拝後、ほとんどの参加者は正装で閉講式会場に集まってきた。5日間の会議は長かったようで、閉講式会場のテーブルにすわると昨日始まったばかりのような気もする。みんな顔見知りになり、冗談を言い合う仲になっていた。
ILIMのトップが閉会のあいさつ。
マレーシア政府観光協会会長、マレーシアとしての観光への取り組みを熱く語る。会場には世界各地にある政府観光協会の支局長も参加し、会長が紹介を行った。
参加者を代表し、シンガポール代表として参加の米国人ムスリムのジェイソン氏があいさつを行った。氏はこの会議の意義などを述べた。
会議参加証明書授与を参加者ひとりひとりに主催者から手渡していった。写真は、日本代表のアジーザ佐藤さん。
香港代表が主催者とボランティアスタッフへペナントを授与。
台湾代表が、この会議を中心になって動かしていたNormah女史に書籍を贈呈。
スピーチの締めはやはり、今会議で講師として大活躍したSyed Ali氏である。
そして食事は始った。
ここでサプライズな贈物。マレーシアの超人気ナシードグループRaihanが登場した。私は食事などそっちのけで、もっているカメラのビデオ機能を使って撮影した。あいさつを入れながら、3曲を披露した。
Raihanの大ファンである私もちゃっかりと、会議参加証書のいれものにサインをしてもらいスナップ撮影。最高の写真ができた。
別れを惜しんで撮影がはじまった。この写真は日本と台湾からの参加者の記念撮影。日本3人、台湾4人、そして木村氏のはずだが、一人多い。女性が一人増えている。
12月11日朝、解散となった。私は残る1日をMisbun邸訪問に当てた。そして、若手プレイヤーに空港まで送ってもらった。3人ともヌサ・マハスリ・バドミントンクラブのメンバーだ。左から2人目は将来を嘱望されるマレーシアの星ラムダン君(19)
マレーシアのマスジド観光会議は終わった。最後に、私が撮影したRaihanのナシードを聞いていただこう。
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