タイトル | : Re: 礼拝の基礎 2 残念ながら図とアラビア文字が表示されません。 |
投稿日 | : 2009/08/10(Mon) 07:38 |
投稿者 | : Salam <spiderwort77@hotmail.com> |
再度土を手の平につけ。ひじを含め手と腕をなでる。(ファルド)
右からはじめ、左につける。(スンナ)(図4)
右の手が左の各部に土がついていることを確認、左も同様確認することが大切である。(ファルド)(図5から8)
礼拝時間の限定方法
各ファルドの礼拝は、礼拝時刻が来たことを確信してから礼拝を開始する。ここで礼拝時刻の開始と終了時間の限定方法を学ぶ必要がある。
5回のファルドの礼拝
創造者は言いました。
238. 各礼拝を,特に中間の礼拝を謹厳に守れ,敬(虎?)にアッラーの御前に立て。(al-Baqarah, 238).
預言者 は言いました。
創造者は我々に5回の礼拝をするように義務付けられました。創造者は惜しまず義務を遂行する者には来世の楽園での生活を約束されました。 そして、それを怠るの者は懲罰を受けずして楽園に入る約束はないといいました。かれがお望みになればその者たちは懲罰を受け、お望みにならなければ許して下さるでしょう。(Musnadの中でAhmadの伝承)
ファルドの礼拝はその礼拝の時間内にしなければならない。できるだけ礼拝時間が来ると早く礼拝をしたほうが良い。
ドホルの礼拝(昼の礼拝) 4ラカア(4回)
ドホルの時間は太陽が西に傾きかけ空の中心に来たとき(ゼニース)を指す。その時間は物の影の長さが、その物の長さと同じ時まで続く。(例、ドホルの時間が開始するとき、あなたの影がゼニースの時間には5フィートであるとし、あなたの身長が6フィートだとすると、その影が11フィートになったときにドホルの時間が終了する。)
アスルの礼拝(午後の礼拝)4ラカア(4回)
ドホルの時間が終了すると同時にアスルの時間が開始する。その時間から日の入りまでがアスルの時間である。
マグリブの礼拝 (夕方の礼拝)3ラカア(3回)
太陽が完全に沈んだときマグリブが開始する。その時間から西の地平線に赤みが完全に消えるときまで続く。
イーシャの礼拝 (夜の礼拝)4ラカア(4回)
マグリブの終了と同時にイーシャの礼拝時間が始る。晴れた日の夜空に小さな星がたくさん見えるころから始る。そして、次ぎの日の夜明けまで続く。
スブフ、またはファジュルの礼拝 (夜明け前の礼拝)2ラカア(2回)
夜明けは東の地平線に白い光が延びたときに始る。その前に狐の尻尾のような形の白い光が見えることがあるが、これは本当の夜明けではないので気をつよう。この時間から東から昇る日の出までの時間がファジュルの礼拝時間である。
礼拝時の服装
女性は顔と手以外の体の全てを覆い隠す。肌の色が透けない生地で、礼拝中に動いても肌が出ないもの(例、中腰になるポーズをしたときに背中が出ないようにする。髪の毛や首が出ない服を着用する。)通常の服の上からさらに礼拝着を着る、または服がはがれないようにしっかり入れる、色んな角度から見ても肌が見えない服を着用すること、体のラインが見えない服を着ることが必須である。女性が着るズボンや、体の線が出る服はマクルー(罪にはならないがしない方が良い。)である。
男性の場合は礼拝時、へその位置からひざまでを隠さなくてはならない。女性と同様肌の色の透けない素材の生地でその位置を隠す。
第2章:礼拝 (サラート)
5回の礼拝はモスリムによって行われる、これらの礼拝はモスリムの男女ともに義務である。これらの礼拝を怠ることは大罪である。礼拝をすることによって、その礼拝の時間までに犯した小さな罪は創造者の慈悲により許してもらえることがある。
預言者 は言いました。
‘ウドゥを完璧にしすることによって、彼の犯した罪が爪の下をとおって体から離れていく。‘ (Muslim).
ドホルの礼拝の方法(昼の礼拝)
ドホルの礼拝は4ラカアである。
1. メッカ、カアバの有るキブラの方向へ胸と顔を位置させる。
2. 両手を耳のそばに持って行き、‘アッラーフアクバルالله اكبر(アッラーは偉大だ)といいながら、’ドホルの礼拝をする意思を持つ。‘今からファルドのドホルの礼拝を行う。’と心の中で言う。(ファルド)
3. 最初のタクビール‘アッラーフアクバル’は最低自分自身が聴こえるくらいの声で言う。(ファルド)両手の平を耳のそばに持っていく。(スンナ)(図1)
4. 立ちポーズ。立ったままで右手を左手の上に乗せるようにへそより上におく。(図2)
5. コーランの第1章目のアル ファティハを読む。自分の声が聞こえるくらいの声で読む。発音や、文字を正しく読むことが必須である。読み方を資格の有る先生から習うのが良い。(例文3)
アル ファティハが正しく読めない者はコーランの章のどれかで、文字数がアルファティハと最低同数(156文字)の章を変わりに読む。ファティハの一節のみが読めるのであれば、156文字数を繰り返し読む。ファティハのうちのどの節も読むことが出来ないのであれば、コーランの中のどれかの節を156文字分読む。コーランのうちのどの節も読むことができないのであれば、ディクル(Dhikr)を唱える。
スブハンナッラー (アッラーに賞賛)
アルハムドリッラー(アッラーに感謝)
ラーイラーハイッラアッラー (アッラーのほかに神はない)
アッラーフアクバル (アッラーは偉大)
これらを156文字分読む。(Ibn Hibban an-Nawawiyy):
例えば、アルファティハを読めない者がアッラーフアクバルを20回読むとそれの代用となる。もしくは、コーランの別の章を読むかディクルを読む。
アルファティハを読み終えたときに、‘アーミーン’(アッラーが私たちの祈願に答えてくださいますよに。)と最後にいうことが推薦される。(スンナ) そして、コーランのうちの1章を付け足して読むことも勧められる。(スンナ)(例文5)
そしてアルファティハを読み始める前にタワッジュをよみ、イスティアーダ(アッラーがジンやシェイターンから守ってくださるようにお願いする。)(スンナ)(例文2)
6. ルクー(中腰の姿勢)手のひらをひじにあて、腰から前倒しに中腰の姿勢になる。そしてスブハンナッラーسبحان اللという。(ファルド) (図3)
前にかがむ前にアッラーフアクバルといいながら両手を耳のところまで持っていく。(スンナ)前倒しになったときに、سُبحانَ رَبِّيَ العظيم subhana Rabbiyal- ^Adhim スブハンナ ラッビエルアディームと3回ゆう。(アッラーに賞賛あれ)(スンナ)
7. 中腰から立ち上がり、まっすぐ立つ(イティダル)。その状態を最低スブハンナッラーと言うだけの時間分保つ。(ファルド)(図4)立ち上がるときに、両手を耳のところへ持っていき、‘サミアッラーフ リマンハミダ’(アッラーはかれを崇拝するものを聞く) سَمعَ اللهُ لِمَنْ حَمِدَهُという。(スンナ)背中がまっすぐなるまでに‘ラッバナー ラカルハムド’ رَبّنَا لَكَ الحَمدُ(主よ、あなたへの崇拝の期日です。)(スンナ)
8. スジュード(サジダ)土下座のポーズ。額を床につけ、両手、両膝、足のつま先、を床につけひれ伏せる。両足は水平に並べ、かかとを上げ、つま先のみを床につける。‘スブハンナッラー’と言うだけの時間だけその状態を保つ。(ファルド)(図5)
床に伏せる前に、両手を耳のところへもっていき‘アッラーフアクバル’という。(スンナ)
ひれ伏せている間に‘スブハンナーラッビヤル アラ’(至高な主に賞讃を)と3回ゆう。(スンナ)
スジュード中に、両手を肩と並ぶ位置に置き指先をキブラの方へ向ける。(スンナ)
ルクの時もスジュードのときも男性はひじをできるだけ体から離し、腹が股に当たらないようにする。(図5B)
女性はこのとき両肘が体の近くに寄せ、股の近くになるようにする。(図5C)
9. 2回のスジュードの間に座るポーズ。土下座の位置から体を起こし座る体制になる、最低‘スブハンナッラー’といえるだけの時間それを保つ。(ファルド)(図6A)
次にスジュードに入る前にアッラーフアクバルという。(スンナ)
座っているときに下記をいうことも勧められる。(スンナ)
Rabbighfir li warhamni wajburni warfa ^ ^ni warzuqni wahdini wa ^afini(主よ、お許しください。あなたの慈悲をください。私の必要とするものを与えてください。上昇させてください。お与えください。お導きください。病からお守りください。)
座るときに、左足をお尻の下にひき、右足をつま先を立てスジュードと水平になるようにおく。(図6B)(スンナ)
もうひとつ推薦される座り方は、両足の指を立てそこに尻をおく姿勢。(図6C)(スンナ)
手はひざの上におき、指を広げるようにキブラの方向へ向ける。(スンナ)
10. 2回目のスジュードをする。座っているポーズから、再びスジュードのポーズへ戻る。一回目のスジュードと同様の体制。(ファルド)
2回目のスジュードを終えると、2ラカアの礼拝を済ませたことになる。
11. 立ち上がりのポーズへ戻る。(ファルド)
立ち上がる前に‘アッラーフアクバル’という。(スンナ)
そして図5から10の要領を繰り返し、残りの2ラカアを済ませる。
12. スジュードが終わるとタシュフッドを読む。(スンナ)(例文4)最低自分で聴こえるくらいの声で Allahumma salli ^ala Muhammadという。
座り方は9で見られる片方の足のつま先を立てた状態、もしくは両足をクロスさせその上に座る姿勢(図7)(スンナ)そして、太ももの上に手を置き、左手の指先はひざにおく。右手の人差し指を軽く立てإلاّ الله illallahという。(図8A)これを座るポーズが終了するまで維持する。(図8B)
13. 再び立ち上がりのポーズに戻り、残りの2ラカアをする。(ファルド)3回目のラカアの時は、立ち上がるときに両手を耳のそばにもっていき‘アッラーフアクバル’という。(スンナ)しかし、4回目の時は推薦されない。
14. 最後のラカアを終えるとタシャフドを読み、Allahumma salli ^ala Muhammadという。(例文4)(ファルド)
両手は12と同じ位置におく。人差し指を立てて、イッラーという。礼拝が終わるまでその状態を保つ。(スンナ)
座り方は左足を右足の方へよせ、お尻の下にひく。右足のつま先を立てる。(図9)
そして例文4を読む。(スンナ)
それから下記のドゥアをゆう。(スンナ)
Rabbana atina fid-dunya hasanah, wa fil- ‘akhirati hasanah, wa qina ^adhaban-nar,(主よ、今生と来世をよいものをい与えください。そして地獄の火からお守りください。)
15. as¬salamu ^alaykum と自分で聴こえるくらいの声で言って礼拝を終える。(ファルド) as-salamu ^alaykum wa Rahmatullahこれを右1回、左1回ずついう。(スンナ)(図10)
これでドホルの礼拝が終了する。