タイトル | : 欧米や日本で流したくないニュースなのか? |
投稿日 | : 2009/07/12(Sun) 01:38 |
投稿者 | : あぶ管理人 <akira_hamanaka@yahoo.co.jp> |
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/224B9B80-1F31-405E-A682-C01BA484A3D6.htm
7月11日のジャジーラ誌のニュースです。
日本の新聞では、ほとんど取り上げておらず、検索して、詳細内容をなんと2ちゃんで発見。
→→
ドイツに住むエジプト人女性、マルワ・シェルビニさん33歳が、今月1日水曜、イスラム的装いヘジャーブを守っていたために、ドイツの人種差別主義者に襲われ、ドイツ・ ドレスデンの裁判所で殉教しました。シェルビニさんは妊娠していました。
この事件の発端は、この人種差別主義者のドイツ人が、昨年、ドレスデンにある公園で、シェルビニさんがヘジャーブを身に着けていたために暴力をふるい、ヘジャーブを頭から 無理やり引き剥がそうとした上、テロリストなどとののしったことでした。このドイツ人は、 2週間前、ドイツの裁判所で、このときの行為を理由に罰金刑を受けていましたが、 それに控訴しました。
1日に控訴審が開かれ、そこで、出廷していた妊娠中のシェルビニさんを、夫と3歳の息子の前で、18回、ナイフで刺しました。シェルビニさんは殉教し、彼女の夫と別の男性も負傷しました。彼女の夫は、男性がシェルビニさんに襲い掛かったとき、ドイツ警察が発砲した弾丸を受け負傷しました。
この恐ろしい事件は、イスラム教徒の心に大きな衝撃を与えています。シェルビニさんは、ヘジャーブの殉教者と呼ばれています。
シェルビニさんの葬儀は、6日月曜、エジプトのアレクサンドリアで行なわれました。このヘジャーブの殉教者の埋葬式には、数千人のエジプト人の他、同国の国会議員や閣僚も参加しましたが、エジプト駐在のドイツ大使は出席しておらず、それがエジプトの人々の怒りを呼びました。またこの事件がドイツや世界のメディアであまり取り上げられていないことも、イスラム教徒の怒りを倍増させています。
エジプトのイスラム教徒は、この行為を、エジプトのイスラム教徒が殺害された単なる事件としてではなく、イスラムの神聖に対する冒涜と見なしています。エジプトの多くの人々は、シェルビニさんが18回もナイフで刺されて殉教したことを表し、『18』 と書か
れたプラカードを持って、カイロにあるドイツ大使館の前に集まり、ドイツ政府の公式な謝罪と、この女性を殺害したドイツ人に対する早急な法的措置を求めました。
デモ参加者はさらに、「テロは基本的に西側のものであり、アラブのものではない。エジプトのアラブ人女性、イスラム教徒として、ヘジャーブを被っていたためにシェルビニさんの身に降りかかった出来事は、人道的な悲劇だった」と強調しました。
ヘジャーブの殉教者、シェルビニさんの兄弟は、「彼女の殉教は、西側に真のテロリズムが存在することを示した」と語りました。
ドイツの一部関係者は、「今回の事件は、過激な人物が引きこしたものだ」と主張しています。ドレスデンの検察官は、今回の事件は人種差別的なものだったとしています。
また、ドイツ国会の内政責任者は、今回の事件をはじめとするあらゆる人種差別や過激派を非難しました。
エジプトの新聞の編集長も、「もしシェルビニさんではなく、ユダヤ人が殺害されていたら、大きな騒ぎが起こっただろう」と述べています。
ドイツでは、近年、宗教や民族の少数派、特にイスラム教徒に対する差別的な事件が数多く起こっています。こうした中、ドイツ政府は、一部の国々を人権侵害で非難しています。また、フランスのサルコジ大統領は、最近、ヘジャーブに反対する発言を行ない、ヘジャーブを守るイスラム教徒女性に対する、西側の差別を煽っています