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シデクの里バンテン(banteng)について
 シデク兄弟が育ったのはマレーシア首都クアラ ルンプルを囲むスランゴール州の南部のバンテンという町である。
 クアラルンプルのセントラルマーケット近くクランバスステーションからバンテン(banteng)行きのバスが出ている。1時間半ほどで到着する。
 バンテンがどのくらいの人口があるのかわからないが、その地域の中心的な町であり、宇和島市・西条市くらいの規模ではないかと思われる。
 バンテンに到着すれば、『シデクの家』と言っただけで、誰でも案内してくれる。町の中心から約1キロほど離れた街道沿いに面しており、通りかかっただけで、それがシデクの家であることは一目瞭然である。というのも家のゲートに大きなシャトルのモニュメントが飾られているのである。これがシデクの家でなくて誰の家であろうかと言わんばかりである。
 現在、兄弟達は皆クアラルンプルかその郊外に家を構えているために、その家には父ダト=シデク氏が奥さんと二人で住んでいる。しかし、親を大切にするイスラム教徒家族、お互いの行き来は頻繁で、兄弟が集まってくることも多い。
 庭にある兄弟が育った野外コートは観客席つきで2コートある。『シデク記念コート』と呼ぼう。この憧れのコートに、夕方近所の子供達が集まって来てプレーを楽しんでいる。実は、このコートに立った日本人はわずかに二人である。『Nusa Mahsuri練習参加』ページに写っている高橋徹と私である。
 さて、このシデク邸とシデク記念コートには、ときどき学生ツワーが見学にやってくるとのことである。郷土が生んだヒーローの育った場所だからでる。
 下に2001年に撮影したシデク邸の写真を掲載しておこう。
 さらに付け加えておくと、このBantengがある南スランゴール地区で、シデク兄弟は学生時代から地区チャンピオンを取ったにちがいないが、クランから北に行った北スランゴール地区の学生チャンピオンを取った経験があるのが、私こと浜中彰である。残念ながら国籍が違うといことで州大会、全国大会の出場は実現しなかった。地区と時代が違うために当時出会うことはなかった私とシデク兄弟である。
r街道から見たシデク邸。このモニュメントが目立つ。 シデク邸から街道を望む
シデク邸玄関。その脇には外車が4,5台あった。 庭のコートと観客席。
台所を出るとすぐコートである。 夜間照明もちゃんとついており遅くまでプレーできる。ただし、風が出始めると練習終わり。
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