東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内とうどおくり


とうどおくり


「とうどおくり」は、新居浜の大島で1月の15日辺りに行われる行事で、市の無形文化財に指定されている。
 
  竹でできた高さ約10メートルの大幟と数十本の小幟を扇状に配置した「とうどう」に火をつけて焼き、1年間の無病息災を祈願する。

「とうどおくり」は小正月の行事として毎年1月15日に行われていたが、祝日法の改正により2002年以降、1月15日が必ずしも成人の日では無くなった。。
 2002年は1月14日が成人の日として休日となり、「とうどおくり」も開催日が変更になった。
 

   
 
 2002年の1月14日の早朝、「とうどおくり」を見に行った。
 
 「とうどう」は現在、上之町・中之町・西之町・宮西町の4基が設けられているそうだ。
 自治会総出で、竹切りに半日、組み立てに半日かけて作り上げた「とうどう」であるが、「とうどう」に火が点けられると一瞬の内に燃え上がり、幟も焼け落ちた。
 
 
 
               
             
市指定 無形文化財      
とうどおくり(左儀帳)  
昭和53年(1978)4月6日 指定

 正月の注連(しめ)飾り等を集めて、一月十五日の朝海岸で(干潮時)燃やす火祭りのこと、とうどばやし、左義長、左儀長などともいわれる。
 
 島の五地区「上の町」「下の町」、「築の町」、「西の町」「宮西町」ごとに少年団活動でこの十メートルに及ぶ大きな「とうどさん」作りをする。
 正月に飾った注連縄や門松のほかに五月人形や雛人形なども一緒に持ち込まれる。
 「蓬来山左義長」などと書かれた幟がたくさん立てられて風に吹かれるさまは勇壮である。
 村内老若男女が一体となった古式ゆかしい火祭り行事である。
 
新居浜市教育委員会
   
 点火
 一瞬の内に燃え上がる
 崩れ落ちる「とうどう」