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東平にゆかりのある鉱山運搬機器展示場
東平は、標高750m前後に位置し、大正5年(1916)から昭和5(1930)まで別子銅山の採鉱本部が置かれた地域で、最盛期には4,000人に近い人々が暮らしていた「鉱山の町」でした。
明治35年(1902)に東平・東延斜坑底を結ぶ「第三通洞」、明治44年(1911)に
東延斜坑底・日浦を結ぶ「日浦通洞」が貫通し、この路線を走る電車により新居浜地域(東平)と別子山地区(日浦)が結ばれるなど、東平は、別子銅山に係わる交通輸送の重要な拠点でもありました。
昭和43年(1968)の東平坑終掘に伴い、東平は、一時廃墟と化し無人の地となりましたが、昭和63年(1988)の「銅山の里自然の家」や平成6年(1994)の「東平記念館の建設により、今、再び注目されるようになってきました。
ここに保存・展示しております「かご電車」などは、住友金属鉱山株式会社別子事業所のご好意により寄贈を受けたものです。鉱山の町として栄えていた東平の華やかな時代を偲ぶ貴重な資料を、平成15年4月1日、新居浜市と宇摩郡別子山村が合併し、新生・新居浜市が誕生したことを記念し、整備いたしました。
平成16年3月 新居浜市
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