東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内マイントピア別子泉寿亭


遺構

   
 マイントピア本館近く、泉寿亭のある所に上がる通路の近くに赤煉瓦の遺構がある。
 
 この辺りには事務所の建物があったらしいが、その一部であろうか?。
 



泉寿亭

   
 本館から上がったところに芝生広場があり、その隅に和風建築物が建てられている。
 これが泉寿亭で、別子銅山記念図書館の位置に建てられていた、住友企業の迎賓館である。
 
 
 


泉寿亭
(せんじゅてい)

 
 昭和12年、住友各企業の迎賓館として建てられた京風数寄屋造りの純和風の建物。
 
 住友由緒の「泉屋」を「寿(ことほ)ぐ」館として、泉寿亭と名付けられた。
 この地に移管されているのは、泉寿亭の客室用の玄関と客室の一部で、名板は織田子青の筆によるものである。
 
 
 


あかがねの里

   
 芝生広場の北側に銅細工工房「あかがねの里」がある。
 銅細工の加工品が展示され、時間があれば銅板を叩いて皿の製作体験をすることもできる。
 
 「あかがねの里」に隣接して、バーベキュー施設がある。
 バーベキューを体験するほどの時間が無い人も、マイントピアオリジナルの「伊予柑ソフト」で休憩するのも良いでしょう。
 



芝生広場

   
 芝生広場は文字通りの芝生の広場で、一部、子供用の遊具も置かれているが、広々としたスペースである。
 
 昔の地図を見ると、ここに端出場採鉱本部の事務所建物があったようだ。
 
 芝生広場の西側に面した所に屋外ステージがあり、時々行われるイベント等に利用されている。
 地図では、屋外ステージのある西端に電車庫と記された建物があり、鉱山鉄道は芦谷川を渡る四通橋(現存)を経て第四通洞に通じていたのであろう。
 
 

 


 
 その後、屋外ステージは改修され、屋根が設けられていた。
 

 
 芝生広場は、グラウンドゴルフ場となっていた。
 


和田佳木子句碑

   
 芝生広場の南側、四通橋の近くに、和田佳木子の句碑がある。
 
 ひなたぼこ はげましあいて 入坑す
 
 しぐれしは いましがたなり 出坑す
                       佳木子

 
 近くに和田佳木子の説明が書かれている。

和田佳木子
 (本名 榮)

  
 昭和23年〜48年閉山まで
 別子銅山坑内勤務

新居浜市在住
 

 
 この場所は、四通橋の直前であり、ここを通って第四通洞に入出坑していた場所である。
 坑内で仕事をしていた人の、入坑時の緊張感と出坑時の安堵感を表した句であろう。
 

 


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