銅山越は当時、別子山村と新居浜とを結ぶ重要な峠路であった。
銅山越から、北に下りていくと角石原を経て東平に達する。
東側の尾根道を進むと西明石岳に続く。
晴れた日には、新居浜の街も見渡せる。
銅山越近くから見た新居浜方面。
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旧別子案内 No 21
銅山越
この銅山越は、多くの歴史を秘めた旧別子銅山の嶺南部(別子山村)と嶺北部(新居浜市)とを結ぶ峠路である。
眼下に展開するのは旧別子銅山の遺跡であり、ここは元禄4年(1691)の昔より大正15年(1916)に至る225年の長きに渡って、銅山の採鉱と製錬の中心地として栄えていた。 峠の西北より東南にかけて、厚さ 2〜8 m、巾 1,100m のレンズ状をした別子型鉱床が、45度から65度の傾斜で北へ深く貫入している。この下から右方の牛車道を通ると、銅山の全貌が眺められる。
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