東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内旧別子円通寺小足谷出張所跡

【No 2】 円通寺小足谷出張所跡

   旧別子銅山入口から山道を歩きだして、約500m程の所に無縁仏慰霊塔があり、その右手の所に円通寺小足谷出張所があったという説明板がある。

 今は石垣が確認できる程度であるが、ここにお寺があり、鉱山で働いていた人々の霊が眠っている。
 


旧別子案内 No 2
円通寺小足谷出張所跡

 
 この奥に、円通寺小足谷出張所跡があり、その廻りの墓地には開坑以来大正5年別子撤退までの220余年の間に、山中で病に倒れ、または、災害に命を失い、水害で没した幾多の霊が静かに眠っている。山中の諸霊に花を捧げて心から冥福を祈ろう。
 別子撤退後、寺は別子山村白尾の南光院の境内に移され、諸霊への供養は今も尚続けられている。
 
  なお円通寺本院は、延宝6年(1678)別子山村保土野に建立された古い寺で、ここにはその出張所があった。
 
 
 

無縁仏慰霊塔

円通寺跡

 
 別子銅山専用の墓所である。この谷の上段に広い寺床があり、そこに銅山の頼み寺円通寺があった。
 正しくは雲谷山三業院円通寺小足谷出張所で、本寺は別子山保土野にあった。
 大正5年(1916)別子銅山が嶺北の東平へ移った後、大正8年(1919)火災により焼失したため寺の機能は別子山白尾の南光院境内に遷された。
 
 山内に眠る諸精霊の供養は今も続けられ、毎年8月初旬には住友金属鉱山且nめ住友関係者が登山して南光院住職導師のもと懇ろな供養が行われている。
 寺床と無縁仏の卒塔婆は別子銅山開坑300年を記念して平成2年9月、住友金属鉱山鰍ェ建てたものである。
 
 
→【No 3】 小足谷醸造場跡/小足谷接待館跡

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