東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内大師泉

大師泉

 
 萩生寺の山門から少し東に行き、歩いてしか通れないような道を北に入り少し下がったところに大師泉がある。
 水が湧き出て水路に流れていた。
 
 この辺りに、テイレギが自生していることが書かれていたが、どれがテイレギか、確認できなかった。

天然記念物
 オオバタネツケバナ(大葉種付花)
昭和52年(1977)4月7日 市指定

  
 アブラナ科の草本で、北海道から九州まで分布している多年生の植物です。松山地方では、昔から「テイレギ」と呼び親しまれ、料理などに用いられています。新居浜では、市内各地の泉や小川に生えていましたが、改修や下水の流入等で生育場所が減ってしまいました。
 幸なことに、この「大師泉」は、本市におけるオオバタネツケバナの唯一の群生地となっています。
 地元の方々のご理解とご協力に支えられて、いつでもオオバタネツケバナを見ることができるようになりました。
 みんなで力を合わせて大切に保護しましょう。
新居浜市教育委員会
 
 
 
 近くに泉大師のお堂があり、説明書きがあった。。
 この辺りから縄文・弥生時代の土器も発掘されたそうだ。
 
 少し東側に「史跡 大師泉縄文式遺跡」の標識も建っていたが、遺跡らしいものは確認できなかった。

大師泉縄文・弥生文化遺跡と
オオバタネツケバナ(ていれぎ)

 萩生の台地は縄文・弥生・古墳時代を通じて古くから栄えた地域である。
 古代ここに住んだ人々は、窪地になっていた大師泉に日常使用していた石器、土器などの破片を捨てたもので、ここから多くの縄文土器、弥生土器の破片が採集された。
 また、大師堂敷地に続く畑からは弥生時代銅剣二振が発掘され、大阪富民協会博物館が保管している。
 大師泉にはオオバタネツケバナ(ていれぎ)が自生して縄文遺跡とともに珍しく新居浜市の文化財に指定されている。
  昭和55年3月1日  
新居浜市教育委員会
 
 

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