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史 跡
カメ谷窯跡
船木1538番地の2
池田池の周辺で土器が見つかることは、古くから言われていました。昭和 27年の調査で、土器が拾える場所は 窯跡と推定されました。
昭和37年8月20日〜24日まで市教育委員会によって発掘調査が行われまし た。
発掘調査では 須恵器の蓋・ 杯・高杯・鉢・壺・硯・瓦などが見つかり ました。
その結果、8世紀中頃〜後半の須恵器を焼いた窯跡だったことがわかりま した。
出土遺物の中で、硯や瓦は 寺院か役所への提供が考えられ、特に注目さ れます。
また、このころ船木は東大寺の領地(新井庄)であったことが、「東大寺 諸荘文書並絵図目録」に書かれています。
このことから、窯を築き須恵器を焼いた目的の一つは、新井庄の開発を進 める機関に須恵器を提供するためではないかと考えられています。
新居浜市教育委員会
平成元年8月28日 建立
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