東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内星越選鉱場


選鉱場


 
 星越地区で一番目につくのが、山の斜面にある選鉱場である。
 古い工場であるが、今でも稼働していて、サイレンの音は山田社宅でも聞こえいた。
 
 この選鉱場は、大正14年(1925)に新居浜浮遊選鉱場として設立された。
 当初は、MS式(イギリスのミネラル・セパレーション社)浮選機16基、ブレーキ式破鉱機2台、サイモン式粒砕機2台などが据え付けられ、処理能力は日量600トンであった。
 その後の大正15年(1926)に、東平から粉・粒選鉱場が移設され、処理能力は日量900トンに増強された。
 
 昭和2年(1927)に住友別子鉱山の最高責任者に就任した鷲尾勘解治による「新居浜後栄策」もと、昭和通りの建設(昭和6年(1931)完成)には、星越山の土砂が使用されたといわれている。

  
選鉱場に続く太鼓橋
この下には下部鉄道の跡地が続く。
選鉱場の一部となっている星越駅跡
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