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山田社宅
星越駅の前には、似たような古さの瓦屋根の住居が立ち並ぶ。聞いたところによると、築70年ぐらいの建物らしい。
この建物は主に鉱山関係者の社宅として使われてきたもので、山田社宅と言われている。
かつては、山田社宅から星越駅で鉱山鉄道に乗ってそれぞれの仕事場に通ったのだろう。
山田社宅は、現在でも住友系企業の共同の社宅地区として使用されている。同じような建て方の社宅であるが、建物毎に所有する会社が異なり、住友化学、住友金属鉱山
、住友建設、住友重機および住友共同電力等の社宅が混在している。
築70年といわれる古い社宅であるが、家の間取りの中に今では不自然な位置に3畳程度の部屋がある。昔の女中部屋であったそうだ。
女中部屋の名残のある家なども「近代化遺産」になりそうだが、そのような近代化遺産に今でも住んでいる人々が居る。その中の一人に東人も含まれますが・・・。
40年前に山田社宅に住んでいたという方からメールをいただいた。
星越の社宅は40年前と変わっていないらしい。当時の星越は特別な地域で、買い物は付けが効き、野菜や豆腐など、お店から注文を取りに来て後で配達されていたとのこと。
魚屋も毎日瀬戸内海の捕れたばかりの生きのいいのを社宅の前でさばいてくれ、 背広や靴屋も業者がサイズ取りに来たり、お灸やマッサージをする人も往診していたそうである。
今では業者が出向いてくることは滅多に無く、買い物は車で出かける。
自家用車もあまり普及していなかった昔には、便利な地域であったのだろう。
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立ち並ぶ瓦屋根の社宅 |
手前の空き地には、昔共同浴場があったらしい。 |
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防火用(?)貯水池 |
桜広場 |
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星越の山の谷間に、毎年出現する鯉のぼり。 |
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