東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内広瀬公園望煙楼


望煙楼


 広瀬邸の二階には望煙楼という、新居浜市内が見渡せる部屋がある。
 望煙楼の軸  保水漁人筆

 母屋2階の望煙楼を子孫に遺し鉱山と共に末永く存続すること、望煙して風致をただ愛るだけではなく、積年の鉱山の恩に報いるよう、子孫の座右の銘としたもの。
 
 広瀬歴史記念館には高く突き出た部分がある。  記念館の中には二つの窓が有り、それぞれ南の山々と北の新居浜市内や瀬戸内海が展望できるようになっていた。この風景は記念館の高さからは見えないものであり、突き出た建物の上からの光景を潜望鏡のように下まで導いているもので、これを望煙楼と呼んでいる。
 
 広瀬記念館にある望煙楼の説明
 
 一世紀前、
 ここから
 新居浜の発展を
 見守る男がいた。
 広瀬宰平である。



 宰平が愛したもののひとつに広瀬邸の
 「望煙楼」がある。高台の家に造られた、
 まちを見渡せる部屋。
 彼はそこを望煙楼と名づけた。
 沖を行く蒸気船や、
 精錬所の煙突から立ちのぼる煙は、
 日本の近代化の象徴であった。
 あれから100年、
 これは現在の「望煙楼」である。
 

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