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平成14年3月28日指定
木造阿弥陀如来立像 本像は、大きな髻や小粒の螺髪・流麗な衣文など平安時代後期11世紀後半から12世紀の像の特徴を示している。 詳しい明確な伝来は知られないが、別子山での最古の像と見られ、周辺地域を含めても数少ない古様を示した像として貴重な存在である。 木造大日如来坐像 像高 45cm 船形光背先端までの全高 100.4cm 圓通寺の大日如来坐像は、衣部は漆箔、肉身部は金泥塗りの荘厳華麗な仏像である。 落ち着きのある面相部や膝前のやや太目の衣文などから江戸時代の作と考えられる。 台座、光背とも見事な彫刻が施され、当代の技術を結集した優作といえる。 木造聖観音菩薩坐像 本像は面長で高く大きな髻、また肩部や膝前にみられる複雑な衣摺の表現、そして腹部にみられる腹帯の存在、やや前かがみの側面観などから本像は、室町時代の制作にかかるものと推察される貴重な仏像である。 平成14年3月28日指定
圓通寺棟札 銅山開坑以後、別子銅山との深いつながりをもった寺であったことが重要な意味をもつ。 圓通寺が別子銅山そして鉱山と深く結びついていた歴史を語り、それをうかがい知ることができる棟札は貴重な資料である。 鉱石地蔵菩薩立像 圓通寺の鉱石地蔵(像高93cm)は、銅鉱石でつくられているといわれることでよく知られている。 制作は江戸時代前期、元禄時代ころに造られたと伝えられ、以後、多くの人の祈りのため線香の煤で黒くなり、歴史の重さを感じさせ別子銅山の歴史を物語る貴重な像といえる。 新居浜市教育委員会
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