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住友銅吹所
江戸時代、日本は世界有数の銅産国であった。
なかでも大阪は銅精錬業の中心地であり、全国から粗銅が集まり、精錬されていた。
この地にあった住友長堀銅吹所は、住友家(泉屋)が1636(寛永13)年に開設した日本最大の銅精錬所で、日本の生産量の約1/3を精錬していた。
銅吹所には住友家の店舗や住宅が隣接していた。
それらを含めた面積は約1000m2である。
銅吹所は1876(明治9)年に閉鎖されるが、住宅は1915(大正4)年までは住友家本邸として、1945昭和20)年までは別邸として存在した。
1990〜92に発掘調査が行われ、100基を越える精錬炉など、銅吹所・住宅関連の諸遺構が出土している。
大阪歴史博物館9階に復元模型と出土遺物とが展示されている。
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