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CD recording of Selections from MM works |
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21世紀の主要な記録媒体が、テープからCDへ、そしてCDからDVDへとこれから加速して置き換わって来ると予想されています。その準備のために我が家のスタジオも21世紀までに変換するために機器の入れ替えをしています。手始めに、村山作品のOpera Lyrica Horisticのために選曲した14曲を74分CDに録音させていただきました。Finaleの交響詩Sapporoの第一楽章の最後の一部が録音時間が足りなくなりましたことをお詫び致します。 また、私の1985年のピアノ曲もついでにCD化させていただきました。Metal Tapeは音質が劣化しないとご報告しましたが、Playerの温度が上がった状態で使用を続けるとTapeから金属粉が解離してPlayerを汚すことにもなりますのでTapeが残っているうちにとCDに録音致しました。併せて近日お送り申しあげますので何卒ご笑納下さい。 CD録音に使用した機器はPioneer社の「CD Recorder」で民生用では唯一のModelのようです。録音性能については民生用としては現段階では一応合格と考えています。このModelはDigital録音を主として開発されていますのでDigital録音に使用すれば、もっと良い音質に仕上がると思われますが、今回は準備が間に合わず、Analog録音に留まりました。それでも録音過程ではもちろんDigital技術を駆使しますので、Analog録音としてはまづは良いのではないかと考えます。私の1985年当時のTape録音そのものが家庭用のTCを使用していましたので、私の曲のCD録音はあまり良くありません。CD化することで「永久保存」できるというメリットもあり、VTRのDVD化と平行して順次CD化して保存すべきものはそうしておきたいと願っています。 CD−Rは74分版を使用しましたが、もう少し時間の長いものが良かったかもしれません。また、このCDはパソコンで使用している650MBのCD−Rとは互換性がありません。パソコン用のCD録音は余りに音質が悪くて音楽用には使用に耐えません。CD−RWにつきましては、CD−RW用のPlayerでなければ再生できません。そのためにCD−Rに録音してあとでFinalize(TOC処理)して、一般のCD Playerで再生できる様に致しました。村山作品選曲CDといっしょに収納していただければこの上ない喜びでもございます。 CDジャケットのデザインは、来島海峡の海の写真を使用しました。橋の風景は私の写真のお弟子さんの作品です。海の写真は織田が浜の海の写真です。何もない海だけの写真ですが、「砂浜がなくなれば海だけが残る」ことを暗示している私の作品です。未完成の部分がありますがどうかご容赦下さい。 「Opera Lyrica Horistic」の実現を夢見つつ、寄る年波との時間の競争の毎晩です。Olixのイチロー選手のように、練習では緊張して試合ではリラックスする心境になりたいと念願しています。音楽を聴いているときは練習に相当し、演奏するときは真剣勝負の実戦ですね。曲を聴いて、演奏家の指の動きをフォローできればと思います。また、作曲者のどのような思いをどのように引き出しているかも聴き取りたいと念願しています。 (平成12年7月23日H生) |
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