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Piano solo works in 1985 |
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前略、先日は素晴らしい特製の音楽テープを本当に有り難うございました。臨場感溢れる録音で、コンサートの現場に居るような感覚になります。そのテープに比較することにも及びませんが、1985年に一年間をかけて制作した自作・自演のピアノ曲のテープが見つかりました。村山さんが”Symphonic Fantasy”を何回も書き直しておられたその年に、京都と今治を毎週往復しながら制作したものです。結局、この長距離通勤は十五年間の長きに及びましたが、1994年に帰省して7年目を迎えます。この作品のことは忘れてしまっていましたが、村山さんのお陰で思い出して15年ぶりに聴いてみました。今、その当時のことを思い出して、晩年の過ごし方を真剣に考えているところです。お耳障りとは存じますが、お時間のある時に一度ご試聴願えれば嬉しく思います。 Side A は「古都憂色」第一楽章約15分、第二楽章約14分です。「都路をただ一人で歩いていると、何やら物憂い様な、また、さびしい様な気持ちになります。遠い昔のひとを思い出したり、なつかしく恋しくなります。そんな思いにふけりながら、京風の五音音階で作曲してみました。」 Side B は「天鳥水舞」 約30分の全曲です。「もし天上にも琵琶湖の様な湖があって、水鳥たちが自由自在に飛び回り、泳ぎ回り、潜ったり、滑り込んだり、踊ったり、飛び込んだり、羽ばたきしたり、つがいで戯れたり、そして静かに泳いでいることも、将に水面はさざなみと波紋で、光る曼荼羅の様ではないでしょうか。」 Metal Tapeに録音しておいて良かったと考えています。15年間も放置していたのに音の劣化はありません。今、”Horistic
Symphony”の終章のFinaleが終わったところで、”Wedding March”へ進みました。Metal Tapeの性能は良く再生してもノイズもひずみも感じられません。 |
”My Old Capital In Saddness” ”Water Birds In Heaven Lake” |
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