マレーシア訪問2010年10月
 2010年10月14日〜19日マレーシアを訪問した。今回の訪問の主目的はUIAこと国際イスラム大学を見学にいくことと、マレーシア留学の恩人バスリ師(Basri Khalil)と会うことであった。もちろん、例のごとく様々な予定が入ってきて、5日間の短い滞在が連日スケジュールでいっぱいとなった。
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10月14日。関空国際線出発ロビーの中にムサッラー(イスラム礼拝所)がある。写真は案内板と入り口ドアである。人通りの少ない箇所にひっそりと存在していた。
インフォメーションで聞いたところ宗教は限定してはなく単に『祈祷所』だというが、中をみたところ、まったくのムサッラーである。コーランまで置いている。
他の宗教でがらんどうの部屋にこもって礼拝をする宗教はないだろう。いっそのこと、『ムサッラー(イスラム礼拝所)』と表示したほうがいいのではないだろうか?空港ビル内に、ムサッラーの案内をすれば沢山の人が利用するあはずである。私は何回も関空を使っているが、実は人に聞いて探してみて、はじめて発見したくらいだから、ムサッラー室の存在を知っている人はほとんどいないであろう。
ムスリムたちから「ムサッラーはどこか?」と何度も聞かれるので、出すことにしたものの、他の宗教にも配慮して、すべての宗教が利用できる祈祷所と名づけたのではないかと、想像している。
旅行前でも礼拝するのはイスラムだけだろうから、堂々とムサッラーと表示するほうが、沢山のムスリムが利用することになることは間違いない。
写真は礼拝室内の様子。これをムサッラーと言わずして何だろうか。クルアーンまであるが、とくにクルアーン置き場など作ってないため、ムスリムが大切にスッジャーダを積み上げその上に並べている。その気持ちがわかる。

提案その1:クルアーン置き場が必要。
提案その2:ウドゥー(清め)をする場所を入り口に作ってもらいたい。

イスラム国にある空港にあるどんなムサッラーもカラン2つか3つ用意されていて、ウドィーができるようになっている。カランが部屋になければ、トイレでウドゥーをしてムサッラーにやってくることになり、トイレのフロアーを汚しかねない。

14日夜10時。バスリ師は妻と娘を伴ってホテルに会いに着てくれた。彼との最初の出会いは、放浪に疲れてマスジド・ヌガラのベンチに座っている私に、声を掛けてくれた時だった。実に35年前のこと。再会した二人に話は尽きない。
バスリと私について
15日朝。バスリ師の車で国際イスラム大学を訪れた。
本部で日本人学生の入学条件をきいてみた。
どの学部も高校卒の資格があれば入学可能であるが、イスラム関係学部については6年のイスラム過程(イスラム高校)修了の条件が加わるとのこと。
 日本のようなムスリムマイノリティーの国ではその条件を満たすことはできないので、なんとかならないのかと聞いてみたら、さらに上の人が出て来て、それに準ずるものであればOKであるとの回答を得た。準ずるものとは何か?具体的な回答を迫ったら、日本のマスジドのイマームが、その学生がマスジドにおいて学習を行ったとの証明書を発行すれば入学を認めるとのことであった。
キャンパス 大学内にあるマスジド。数千人は収容できる大規模マスジド。
Institute For Language Advancementを訪問。いわゆる語学センターである。入所条件、課程など聞きにきた。責任者に日本人対象の短期間講座などの企画はないのか?と質問をしてみたら、会議室に通されて、さらに上役と書記も加わり企画会議をすることとなった。
過去この大学で3ヶ月間イマームコースなど行っているが、日本人学生のニーズとすれば夏休み期間中の8月の2週間、または1週間の短期で講座が的を得ていることを伝えた。希望する内容なども伝えた。来年8月実施を目指し大学が検討することとなった。
KLCCにあるマスジド・アッ=シャーキリーン。Nikko Hotelとツインタワーのちょうど真ん中にある。通勤客が寄るマスジドである。息子と二人で散歩がてら通った。
16日土曜日。シャアラム市のPKNSショッピングセンターにはイスラム書店が多数入っている。マレーシアに来れば必ず訪れる場所。今日はフロアーでイベントもやっていた。 マクドナルドの入り口に張られたハラールマーク。
16日PKNS。息子が気に入り撮影した。清楚でこじゃれたマレー料理レストラン。マレーシアでも売れるお店をめざし、様々な工夫をこらす時代となっている。 同じ店の左側の壁。
16日。シャアラム市ブルーモスク。アスルの礼拝はここで行うことにした。 ブルーモスク
ブルーモスクを堪能ください
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