この にそえて ・・・ no.63                               


         

 伊与野の大銀杏・・・ 宿毛市の中心部から少し南に下がった筑紫港の近くで、国道321号線から東に入った

   耕地の中に銀杏がある。 もとは寺院の境内であったという小広場で、江戸期にはすでに廃寺であったとされる境内に

   すでにこの銀杏は生えていたという。根周りは9.25mで、少し空洞があるようだが樹勢は良い。

   主幹も高く伸びて、とても見栄えのする良い樹形を見せている。高知では「長者の銀杏」「平石の銀杏」に次ぐ程のもので

   根元には往時を偲ぶ小祠が祀られていた。夏には「常念さんの盆踊り」というものが樹下で執り行われているそうだ。

   黄葉時は、さぞや見とれるほどの美しさだろう。


   伊与野の大銀杏 目通り7.1m/樹高24m/枝張り20m/樹齢800年/高知県宿毛市伊与野