この 樹 にそえて ・・・ no.62
薬師堂の杉・・・ 国指定天然記念物である「平石の銀杏」がある平石の少し手前から三叉路の右に入る。
川沿いの道を暫く行くと、泥道になった道の左側に架かる橋があり、それを渡って急な山道をまた暫く上る。
杉は薬師堂の境内から一際抜きんでて、真っ直ぐ伸びたよい樹形で樹勢もかなりいいようだ。
ただ、目通りの数値よりはだいぶ小さいように見受けられた。まだ成長過程の若々しい大樹のようだ。
お堂は土佐町の有形文化財だそうで、翠に沈んだその佇まいは、半ば人為からも遠ざかっていきそうな有様だった。
薬師堂の杉 目通り6.81m/樹高45m/枝張り20m/高知県土佐町和田・薬師堂