この にそえて ・・・ no.58                                     


     

 黒丸河内神社の杉・・・ 吉野川の源流、瀬戸川に沿って渓谷を走ると、山上の稲村ダムとの分岐点あたりに

   ポツリと一軒の店屋があって、ここが黒丸だとわかる。小店のすぐ上にある道を暫く上って行くと、前方に大きな杉の樹冠

   が良く見える。道は民家の軒先でとぎれ、近くの人に断ってからその庭を通り抜けていくと、細道の先に薄暗い神社があった。

   杉は拝殿の横にあり、前には2本のコウヤマキが並立して、正面から見ると3本が寄り添っているようにも見える。

   幹も枝葉も頗る健康で、すぐ横にはおそらく同じ程であろう切り株が残っている。前のコウヤマキと同様の並立した

   夫婦杉だったのではないだろうか。

   


   黒丸河内神社の杉 目通り7.1m/樹高40m/枝張り15m/高知県土佐町黒丸・河内神社