この にそえて ・・・ no.262                         


           

 榎の銀杏・・・ 大歩危橋を渡って右折してから直ぐに吾橋に向かう三叉路がある。道の途中に空音遊という古民家宿の看板があり

   そこから吉野川の方へ向かって下りていくと下方に大きな銀杏の樹影が見える。鳥居もなく一つお堂があるだけの小さな森だが、その

   銀杏の立派な様には驚いた。根元はやや扁平ながら単幹通直の主幹は見事で欠損も少なく若々しい。樹高も30m近くはあろうか、高々

   と伸び上がっている。吉野川を下に見る絶景の傾斜地で、これは黄葉時に来れば更に驚嘆する程の美しさだろう。すぐ隣には目通り5m

   前後のケヤキがあり、また幹周り120センチ前後の立派な椿が複数ある。更にモチノキの類と思われる巨木が複数あり、とくに主幹の欠

   損した巨大な株は繁栄時、相当の巨樹だったに違いない。近くの人に聞くと「○○モチ、○○モジかな?」と言っていたが失念してしまった。

   それにしても、まだまだ知らない立派な巨木がたくさんあるなあ。


   榎の銀杏 ・・・目通り周囲6.12m/樹高30m前後(目測)/徳島県、西祖谷山、榎