この 樹 にそえて ・・・ no.247
積の雌雄クロガネモチ・・・ 庄内半島北側の中程、積の県道232号線沿いにある雌雄のクロガネモチ。モチノキ科の常緑高木
で幹周りは単幹で4mを超えるようなものが稀にある。このクロガネモチは雄雌が同じような大きさで一対となり立ち並んでいる姿が印象的
で、幹がやや大きくズングリと背の低い雄とスラリと素直に伸び上がったスマートな雌が好対照かつベストマッチでどこか微笑ましい。
庭木として多く植えられているが、このクラスになるともう別物のように見えてしまう。近年手前の家屋が無くなって樹の全容が露となって
いるが、淡灰色の幹はおそらく中身もガッシリと詰まっているであろう健康で若々しい状態。思わず抱きつくと樹肌は適度に滑らかで実に
感触がいい。巨木では椿に次いでさわり心地のよい樹ではないか、などと思った。
積の雌雄クロガネモチ ・・・目通り周囲 (雌)2.4m(雄)2.1m/樹高15m12m/香川県、三豊市、詫間町、積