この 樹 にそえて ・・・ no.235
大湯山城八幡神社の森・・・ 旧別子山村の高知伊予三島線から天皇橋を渡って大湯へ。現在大湯は別子山森林公園
「ゆらぎの森」と銘うってさまざまな施設を作り観光面に相当力を入れているようだ。神社はその入り口付近にあり、神域の一部は
前回の訪問時とは一変して駐車場の延長にある公園のような味気ない雰囲気になっていた。これも時代の流れだろうか。新居浜
市の指定天然記念物になっているケヤキは駐車場横の藪の中にあり、斜面に根を張った大きな根元あたりはウロも無く幹にも張り
がある。葉の付きも良く樹勢良好なようだ。根元から枝分かれしたものを一方が抱き込んだようなこの種で良く見る形態だが、東予
一帯では最大級のケヤキだろう。根元に簡素な小祠があり、これが山城八幡神社のもとであるそうだ。ケヤキの他にもかなり大き
なトチノキやアカシデ、カヤ、カエデなどもある。
ケヤキ ・・・目通り周囲5.5m/樹高25m/アカシデ ・・・目通り周囲3m/樹高30m/愛媛県新居浜市(旧別子山村)大湯・山城八幡神社
( 市指定天然記念物 ) ※一部改訂/2005.11.1