この にそえて ・・・ no.231                           


         

 白山神社の楠・・・  新居浜市の西部、国道11号線の西之端交差点近くから500m程南に入った中村にある。

   案内では加賀一の宮の白山比盗_社の御分霊を、役小角が文武元年(697年)にこの地に勧請、白山大権現として

   祀り、明治元年の神仏判然礼によって白山神社と尊称され現在に至るという。本当に遠い所までよく広まったものだ。

   とにかく鳥居から参道の先に見える樹影の見事さには驚いた。その健康な樹の全容を見せ付けられ、木陰になった

   石段の先にはお社が整然と鎮まっている。近づいてみると予想以上に大きな根元で、損傷の無い立派な主幹。白木

   鳥居と注連縄があり、歴然とした御神木である。拝礼をして見上げると高々と伸び上がった枝葉も快活で、樹勢は極

   めて旺盛なようだ。事前に予定していなかっただけに一層印象深く感じられた。前は目通り周囲6mという物に変に固

   執していたが、数字とは別に素晴らしい樹はたくさんあるんだなあと、つくづく思った。


 白山神社の楠 ・・・目通り周囲5m/樹高30m/枝張り35m/愛媛県新居浜市中村岡之久保・白山神社