この にそえて ・・・ no.186                               


                                             

 別宮八幡神社の楠・・・ 徳島市の市街地から吉野川橋を渡って左折、川沿から中原の三叉路を北に入る。

   神社はそこから3〜400m程進んだ道の突き当たりにあり、楠は道を挟んだ三叉路の角に悠然と独立している。

   巨大な根元は広く玉垣で囲われ、枝ぶりよく繁茂した樹影は見栄えの良い巨大な盆栽といった印象でもある。

   神社には楠にまつわる伝承がある。 寿久2年神社創建時に柳ヶ淵という池を埋め立てようとした際、怪奇現象がおこり

   埋め立てられず、神託によって塩千俵を池へ入れ、楠2本を植えたところ難なく埋め立てられたという。

   そのうちの一本がこの楠だという事で、樹齢は800年以上。 幹も頑強、葉色も艶やかで樹勢は大変良いようだ。


別宮八幡神社の楠 目通り8.91m/樹高20m/枝張り23m/徳島県徳島市応神中原・別宮八幡神社


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