この にそえて ・・・ no.169                                   


             

 宮分庵のタブ・・・ 石井町から鮎喰川に沿って続く石井神山20号線が小野橋を渡る手前で、宮分に至る細道に入いる。

   蛇行した山道をどんどんと上っていくと、道の上方の斜面に立つ独特の樹形をした大きな木が見えてきた。

   膨らんだ根元には露わとなった大きな空洞があり、一部不定根が成長したかのような張り出しが窓木の様相を呈している。

   途中からは素直な幹が真っ直ぐ伸びて、上方に固まって生え出した枝葉は、松の古木のようにやや垂れている。

   案内にヤマグルマとあったのはなぜだろうか。 辺りは穏やかで眺めのたいへん良い素敵な所だった。


宮分庵のタブ  目通り6.51m/樹高17m/枝張り17m/徳島県神山町宮分・宮分庵