東人の新居浜生活/近郊の観光地/新居浜市内/正光寺古墳
車で通行しているとなかなか気がつかないが、電車に乗って新居浜を出ると駅から東に約250m、鉄道の北側に丘が見える。
これが正光寺古墳である。以前は6基前後の古墳がこの辺りに有ったそうだが、現在確認できるのはこの一基である。
昔はこの丘の上に送電線の鉄塔が有り、その工事のため石室の上半分は破壊されているという。
新居浜駅から東側に進み、踏切の所から北側に入ると入り口がある。
小さな祠が祭られ、「正光寺古墳をみんなで美しくしましょう 隆徳寺」と書かれていた。
昔、この辺りに正光寺という寺があり、そのため正光寺古墳という名前が残っているが、正光寺は明治43年に外山町の隆徳寺に合併されたためここには現存していない。
この古墳は6世紀頃につくられた横穴式古墳で、この古墳より、多数の須恵器が出土している。
出土された遺物は、新居浜西高等学校に保存されている。