史跡 古代市場の発生地星原
往古この地に隕石が落下し里人は一小祠を建立し星の宮真星神社、星原神社等と呼称して信仰し平安時代以降この神社の祭典の日に、物々交換の市が行われるに至り毎年七月十四日より二十六日までと、十二月十四日より二十八日まで市が開かれ近郷近在より数千人の人々が訪れ賑わいを呈し星原市として世に知られ一般庶民から喜ばれていたが大正初年から市が廃止された。
昔この地方は法隆寺及び東大寺の荘園となり東大寺の庄官が東台神社の東側に住居し余剰物資を里人と交換するため、この星原神社の祭典の日に境内に於て市を開いたことに起因し古代商業発生の地として新居浜市が史跡に指定したものである。
昭和五十二年四月七日 新居浜市教育委員会
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