東人の新居浜生活/近郊の観光地西条市陣屋跡

陣屋跡


 アクアトピアの静水ゾーン(小波のお堀)の中に西条高校がある。
 この場所は陣屋と呼ばれる西条藩のお城があった所で、古い門の中に西条高校の校舎がある。
 
市指定史跡
 
 
西条藩陣屋跡

 寛永十三年伊勢神戸城主一柳直盛は、郷国西条へ転封になったが、赴任の途次大阪で病没したため、長男直重が後を継ぎ西条に赴任した。直重は西条陣屋を築造し城下町を開いた。直重の後を継いだ直興は、寛文五年改易となり一柳氏の治政は三十年間で終わった。
 そのあと、寛文十年紀州から徳川頼宣の次男松平頼純が就封され、その後十代二百年間、松平頼英が明治二年版籍を奉還するまで西条は城下町として繁栄した。
 現在陣屋跡は、西条高等学校となっているが、校門となっている大手門、門脇の堤、前濠の石崖、お矢来、濠等に昔の面影が偲ばれる。
 昭和三十九年八月十一日 指定
 

 
西条市名水・名木50選

 
三本松のまつ

 古く歴史を忍ばせる陣屋のお堀。
 その一角にそびえる一本の松。
 西条の歴史をずっと見続けてきた松なのです。
 
  昔ここに三本の松があったことから三本松という地名がつけられたということです。
 
 平成三年三月選定
 

札の辻跡


 西条の登り道アーケードの北側に「札の辻跡」とかかれた標識が建っている。
 
  
札の辻跡
 
 西条藩では幕府の「お触れ」を領民に周知するため高札を掲げた。
 これにより当地は「札の辻」と呼ばれるようになった。
 天和二年(1682)の高札は市指定文化財として飯積神社に保存されている。
 
平成八年十一月  教育委員会