東人の新居浜生活/近郊の観光地新居浜市内/変わりゆく風景映画館

映画館


   新居浜に最初に来たときは、新居浜には映画館は1軒のみで、新作の映画を見たい時には松山まで出かけなければならないと教わったことがあった。

 新居浜に1軒のみの映画館とは、登り道沿いの徳常町にある「シネックス新居浜」という映画館で、3つの映画を同時上映する3スクリーンの映画館でシネックス1、2及び3と分かれていた。
 
 「シネックス新居浜」は51年に開館した「宝劇場」が、56年に移転して「新宝館」となり、91年に複合映画施設(シネマコンプレックス)に改装されたとのこと。
 「宝劇場」の開館後、登道の辺りに他の映画館も開館し、60年代には12館の映画館があったそうだ。
 しかし、その後は映画館の開館が相次ぎ、93年には「シネックス新居浜」のみが残って唯一の映画館となっていたものであった。
 
 
 2002年7月にイオン新居浜ショッピングセンター内にシネマコンプレックス「TOHOプレックス」(7スクリーン、1145席)がオープンし、シネックス新居浜の入場者が減ったようだ。
 
 シネックス新居浜は2003年2月11日を最後に閉館し、TOHOプレックスが市内唯一の映画館となった。


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