東人の新居浜生活新居浜の暮らし巷で見つけた変な物Part 3

巷で見つけた変なもの


「宮本武蔵」の店

 
 岡山は桃太郎の郷であり、桃や、吉備団子などが土産として売られている。
 その他、「ままかり」(ニシン科のサッパの加工食品。あまりの美味しさに近所よりご飯を借りてくる程のことから「ままかり」といわれる。)等も岡山名物である。
 
 平成15年のNHK大河ドラマが宮本武蔵となったことにより、岡山の名物に宮本武蔵関連の物が加わった。
 宮本武蔵は美作の国に生まれたとのことであるが、今の岡山県大原町が出生地となるらしい。
 岡山駅に「宮本武蔵の店」なるものが出没していた。
 宮本武蔵とは関係ない土産物も売られていたが、武蔵煎餅やTシャツなどの宮本武蔵グッズも置かれていた。  

 岡山駅の他の所で「剣豪 武蔵弁当」の幟も見かけた。
 
 2003年6月、岡山駅の弁当売場で見かけたのが、 愛情弁当「お通の気持」。
 「お通さん」は吉川英治の小説にのみに出てくる人物であるが、剣豪武蔵弁当に続く第2弾として1月から売り出されていたらしい。
 この弁当ではヘルシーな食材を用いていて、「お通じ」の良い弁当とのこと。


 宮本武蔵は美作で生まれ、京都や巌流島などで試合をし、最後には熊本の細川家の客分として生涯を終えた。
 宮本武蔵ゆかりの各地で武蔵グッズが出されているのだろうか?。
  
 2002年の年末に関東に帰省した際、東京駅でJR東海のポスターを見かけた。
 
 「冬の京都が その男を強くした」
 として、宮本武蔵が京都観光のPRにも使われていた。
 
 


飛び出す缶ビール

 
 新居浜の川東地区にある、スーパーM2沢津店近くで見かけた建物。
 道の分岐点に建つ三角形の建物の壁から缶ビールが飛び出していた。
 
 
 ここは酒屋さんであったが、将来、ビールのデザインが変更された場合に、この缶ビールも描き直すのだろうか?。
 


マイナスイオン


 最近、マイナスイオンが健康に良いという宣伝を頻繁に見かける。
 滝の近くにはマイナスイオンが多くあり、マイナスイオンは健康に良いとのことで、空気清浄器、扇風機、エアコン、ベッド、歯ブラシおよびボールペンなどのマイナスイオン関連商品が売られている。

 しかし、化学を専攻した東人にはマイナスイオンとは意味が分からない言葉である。
 水溶液、例えば食塩水中には陽イオンのナトリウムイオンと陰イオンの塩素イオンが混在しているが、この陰イオンとは違うようだ。
 ガス状のイオンと言えば、研究所にいた頃に扱っていたプラズマ(身近な例では蛍光灯の中での放電状態)に近いものかとも思ったが、プラズマ中のイオンはプラスイオンであり、マイナスの電荷を持つものは電子である。
 ガスの分子に電子が付着してマイナスの電荷を持つこともあり得るが、その存在確率は極端に小さい。
 滝の近くでマイナスイオンを発生させるための電子が放出されることも考えにくい。
 
 新聞販売店が集金の時に持ってきた雑誌に、このマイナスイオンについての解説があった。
 マイナスイオンを発生するという電気器具の販売元に問い合わせても
  「当社は後発なので、先に出した○○さんに聞いて下さい。」
 と辞退するメーカーもあり、明快な説明は得られなかったそうだ。

 専門家に問い合わせても、マイナスイオンの存在や効果について科学的な説明はつかないようであるが、世の中には、この「マイナスイオン」を尊ぶ宗教が蔓延しているようだ。
 


土曜の牛の日


 2002年7月20日(土)にジャスコに買い物に行った。 
 丁度、土用の丑の日にあたり、魚売場には「土用の丑の日」の張り紙が一面に貼られ、大量のウナギが売られていた。
 
 精肉売場に行くと、同じく張り紙が貼られてセールを行っていた。
 こちらには、「土曜の牛の日」と書いてあった。 
 たしかにその日は土曜日であった。  
 


スクラップ置場?

 
 新居浜市の尻無川沿いで見かけた看板。

「スクラップ 無断で 捨てな!!」と書いてある。

 「無断で捨てるな」なら意味が分かるが、ここでは誰でも自由にスクラップを捨てて良いのだろうか?。


 


メーイメント


 これは市川に住んでいた頃、小さな食料品店で見かけたもの。
 レジの所に張り紙があり、こう書かれていた。
 「本日のメーイメント  インスタントコーヒー ○○円」
 当日の特売品の表示であろうが、Main Event がメーイメントになるとは・・・。


スーパー大仏


 某お寺の山門にある掲示板に貼られていたシール。

 体はスーパーマン。胸には「S」の字の代わりに「仏」の字。
 顔は大仏のような顔。口からは南無・・・とお経が唱えられている。
 
 大仏様も鎮座しては居られぬ時代になったようだ。

 


恋愛神社のお札


 バレンタインデイが近づき、JUSCOにもチョコレートの特設売場が設けられた。
 その特設売場に「恋愛神社」と書かれた鳥居ができた。
 鳥居の下にお札を貼る板が設けられていた。JUSCOが用意したお札には数種類のものがあり、それぞれ裏側に以下のようなことが書かれていた。


「果報は あげて待て」  (期待できるぞ)
「旨いもの もらう男に油断あり」  (今ならいける)
「縁の切れ目は チョコでつなげ」 (まだいけるぞ)
「縁は天下のまわりもの」 (縁の下にはチョコレート) 
「彼氏も 山のにぎわい」 (数で勝負だ)
「一男去って また一男」 (次があるさ)
「石の上にも一ヶ月」 (ホワイトデーまでね)
「石橋をたたいて壊して 飛び越えろ」 

           等々。


和牛じゅう兵衛


2001年の12月に新居浜市の西之土居にオープンした焼き肉屋の名前が「和牛じゅう兵衛」というものであった。
柳生十兵衛をもじってつけた名前であろう。
狂牛病問題の最中にオープンした焼き肉屋であるが、長く続いてほしいものである。

 


恐るべきさぬきうどん

 新居浜駅の売店で見つけた土産用さぬきうどん。
 「恐るべきさぬきうどん」とは、知る人ぞ知る讃岐うどん愛好家のバイブルとも言える本の名前である。
 香川のタウン情報誌「TJ Kagawa」で出している本で、さぬきうどんの穴場を紹介している。

 うどんに「恐るべきさぬきうどん」という商品名を使うには、それなりの自信がないとできないであろう。

 この「恐るべきさぬきうどん」が、讃岐うどん愛好家にどのように評価されているかは定かでない。

 
 高速松山道の豊浜サービスエリアでも、「恐るべきさぬきうどん」という土産用さぬきうどんが売られていた。
 
 こちらの製造元は宮武製麺所で、書籍の「恐るべきさぬきうどん」にも紹介されている有名な店である。