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安養寺
新居浜の東部、阿島に安養寺というお寺がある。
訪れた当時(2003年)には、寺の改修工事をしていた。
「新居浜市史」には以下のように記されている。
医王山 真明院 安養寺 阿島
真言宗に属し、薬師如来を本尊とし、空海が西国巡歴の途中で、この地護摩谷に鎮座している池王大神の神示を受け、阿島の山に住んで人々に危害を加える大蛇を退治するため、悪龍降伏の護摩会を奉修せられ、遂に悪龍を降伏せしめたと伝えられ、その時奇しくも霊水が湧出したので、これを加持水としたと伝えられている。
この空海の聖跡に因して、阿島の地に創建されたのが、この寺である。
安養寺の近くに阿島大師堂がある。
安養寺は350年程前に建立された寺とのことで、「新居浜市史」に記された弘法大師の大蛇退治の話は、阿島大師堂に伝わるものであろう。
阿島大師堂は弘法大師巡錫伊予21霊場の1番札所となっている。
また、新居浜八十八か所の1番札所が阿島大師堂、2番札所が安養寺となっている。
安養寺は、門前の阿島川に架かる赤い橋が印象的であったが、2004年9月末の台風21号による大水で、この橋も流されていた。