作品No.6 
 詰将棋パラダイス 小学校 昭和63年2月号

まさに一発勝負といった作品。短評の意見も分かれていたが44龍の一手がどれだけインパクトがあるか
が勝負です。44龍以下3手で詰むというのが当時の主張でした。今見ると序の3手が甘いですね。まだ
いい序が付けばそこそこの作品にはなりそうです。
解説の中の玉移動に関しては、当時全く頭になく、解説を読んであっそうなんだ!と感じた次第。後に解
説者が作意をかってに変えるのは越権行為ではないか?とクレームがついたりしたようですが、私はよろ
こんでそちらを作意にしたいと思います。
麻生さん(昨年の看寿賞作家さんです多分)にファンですって言われてとても嬉しかった〜〜。
解説(昭和63年5月号) 解説者:秋元節三
高野甚蔵−やさしいが嫌味のない手順で好感がもてる。
潮風の迷子−目つきはコワイけれど、作品はいつもキュートな捨駒で楽しませてくれますね。
☆作者は44飛を龍で取っているが、それではせっかくの玉の横這い趣向が消えてしまうので、あえて同
玉を作意にしました。それに
南良文−玉方、玉以外不動というのが気に入った。
という人も案外多いものです。さて、本局44飛の一手に評が集中したが
腐乱呈賞−持駒大駒だけというのは作りづらいのに、全て限定とは立派。
とりわけ、初手の限定は最終手に生きてくるだけに、なかなか味のある手と思う。44飛の印象が強過ぎ
て、玉のユーモラスな動きや、限定打の味が薄れてしまったのは残念なことでした。
流れ星佐吉−44飛の一手に作品を支える力が充分ある。
山田嘉則−44飛の一手では支えきれない。
☆最後に作者にプレゼント!
麻生悠−須川さんファンです。
誤答 無答 A B C 得点
2 1 30 98 18 2.09

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