作品No.5 
 詰将棋パラダイス 中学校 昭和62年7月号

余詰で入選保留となった作品。変則合や両王手に色気が出始めた頃か・・・。ともに稚拙な表現となって
いるし余詰は最悪でした。初手の非限定や79と配置は今なら考えないだろう。ただ86龍と寄る味だけは
 今も昔も変わらない好み。麻生氏の修正案はなるほどと・・感心しきりでした。
(注)本来なら余詰作ですので修正作を上に載せるべきかもしれませんがこれも私の歴史ということでその
まま載せました。
当時の解説(昭和62年10月号) 解説者:愛 上夫
作者−もう少し紛れを増やしたかったし初手限定ならもっと良かった。取った香を直ぐ打ち捨てる感じは気
に入っています。
☆いきなり変則合が飛び出しますが、変化が浅いので解き易い作品です。ソツのない合駒処理から龍捨
ての味の良さを買いました。
四宮正保−合駒問題で一思案。後半スッキリ感じが良い。
麻生悠−86龍がにじり寄るって感じでいいですね。
皇子美大−86龍はまるで「サラダ記念日」
☆解釈−「この味がいいね」
福本雅一−両王手ものとしての演出は一応成功していると思う。
☆だが、好色魔じゃなくて、好事魔多し。
3手目より同馬、84玉、85龍、同玉(93玉は94龍以下)、87香、76玉、86馬以下余詰。
☆双方解
麻生悠、斉藤由貴
☆54飛が余詰の為の限定打とは皮肉な話。
☆私が一つ気になったのは、77香が一石二鳥の手であるということ。「配置は効率良く、手順は効率悪く
」が一つの作図のコツですから・・因みに麻生氏の修正案、73歩85桂67とにかえて、73香67と。(下図)
☆昭和62年2月投稿
誤答 無答 A B C 平均
0 5 44 65 10 2.29
<麻生悠氏の修正案>
作意は同じ。

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